273話 ページ2
主「いっっつ・・・！」
激しい攻防のなか、スクアーロの鋭い一閃がAの攻撃を防御の波をぶちぬいて眼前まで迫ってきた
完全に当たるとスクアーロは確信を持った
だが、攻撃はギリギリでかわされ、Aの頬に細長い切創を入れるだけにしか留まらなかった
主「う〜・・・髪がぁ〜」
それとともに髪もすこし切れてしまい、その部分を持ち上げるとしょんぼりを顔を俯けた
・・・頬のキズより髪の毛ですか
そんなことでとはいえ、Aが動きを緩めたその瞬間をスクアーロは見逃さなかった
自らが最も振りやすく、確実に攻撃を当てられるだけの間合いをとり
剣に今までで一番強い炎を纏わせる
力強く振るわれた剣はAの体を真一文字に裂かんとする勢いで迫り
避けなければ大怪我は必死だった
だが、スクアーロの本当の目的はAのバトラーウォッチ
切っ先を迷うことなくバトラーウォッチへと狙い定め
体全体を狙うかのように降った剣の軌道を変える
主「ん〜、狙いはいいけどおっしいね〜」
にこりと小さく笑い、時計をつけた腕を軽く後ろへ下げつつ
必要最小限の足運びでスクアーロの剣をよけた
しかし、タイミングが少々遅れたせいか、学ランの下に着た白いシャツに
真一文字の切れ目が入り、その下の皮膚もわずかに切っ先がかすった
ス(この狙いまで予想してやがったかぁ、だが総合的な実力はほぼ互角、勝機は十分ある)
Aとの戦いで最も警戒すべきはその物事を予想し、確信する力だ
だが、実力そのものは現段階では拮抗しており、スクアーロに十分勝機がある
むしろ予想の力を差し引くとスクアーロのほうが実力は上に思われる
主「そっれにしてもやっぱりスクアーロはなかなか強いね〜
Jeに本当に時々とは言え、頭使わせちゃうなんてすっごいよ〜」
ス「んだとぉ！？」
Aの発言に驚愕の表情を見せると、スクアーロは一度間合いを取った
ス「つまりだぁ、てめーはオレとの戦いの中でその力を使ったり使わなかったりしてたってわけか」
主「あったりまえだよ〜、そんな毎回使ってたんじゃ、せっかくの戦いが楽しめないでしょ〜」
ニコニコと笑顔のまま、毛先をくるくるといじる
つまり、予想の力を差し引こうとAとスクアーロの実力は拮抗していると断言していい
主「そ〜れにあんまりこの力の幅を知られたくないんだ〜
どんなことをどこまで予想できて、どこまで正確な確信を持てるか〜
手の内を全てさらけ出すのは好きじゃな〜いからね〜」
―――
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-翼-(プロフ) - Luna☆様＞ありがとうございます＾＾シルクのメンバーが出てくるかどうかはお楽しみです(^^♪これからも頑張っていきます(｀･ω･´)ゞ (2013年8月11日 16時) (
レス) id: 88a1e3fb8f (このIDを非表示/違反報告)
-翼-(プロフ) - sognoさん» ピエロンは正直者ですからｗいやー、書いてて結構楽しかったです(#^^#) (2013年8月11日 16時) (レス) id: 88a1e3fb8f (このIDを非表示/違反報告)
-翼-(プロフ) - マモン様＞やっぱりヒバリンとくればピエロンかな？なんて思ってそうしましたｗ羽の位置もさることながらサイズ感も悩みましたね(*´・д・)(・д・｀*)ﾈｰ (2013年8月11日 16時) (レス) id: 88a1e3fb8f (このIDを非表示/違反報告)
Luna☆(プロフ) - 続編おめでとうございます！ 第二弾、楽しみです！今度はシルクの人も出るのですか？！楽しみ！頑張ってください！応援しています！ (2013年8月11日 2時) (レス) id: 82bb314cbd (このIDを非表示/違反報告)
sogno(プロフ) - まさかの怪物使いの番外編！ピエロンちゃんが可愛すぎました♪納得のお喋りさんｗ (2013年8月11日 0時) (レス) id: 10efac65b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：-翼- | 作成日時：2013年6月29日 20時
