『進撃の巨人』誇り高き赤き鷹【リヴァイ】《サイドストーリー》パート2 (ページ40)

今日:6 hit、昨日:8 hit、合計:42,509 hit

訓練兵調査37 ページ40

『お風呂入りに行くか・・・』

ルルーノはベットから出た

針は3時をさしていた

『なかなか広いわねぇ・・・』

ルルーノは大浴場の湯船に浸かる

『初めて入ったわ～・・・

つか、痛いなぁ・・・』

ルルーノは湯船に浸かりながら自分の体をみた

体には今日つけられた打撲痕が生々しく残っていた
それの他に
リヴァイから付けられたキスマークが2日たっていてもまだ赤く残っていた

『・・・リヴァイ・・・///』

そっと赤い部分を撫で愛しい人の名を呼ぶ

『これで来たら爆笑だわwww

・・・はぁ～
これからどうしようかね？

今日ので主犯格の周りの半分は黙らせたけど・・・
まだするようじゃ・・・
潰さなきゃいけなくなるな・・・

あんまりしたくないけど・・・』
『(13,4歳そこいらの子供に今から《絶望》を味あわせる事もないだろう・・・)』

はぁぁ・・・

と深いため息をし天井を見上げるルルーノ

少しの間目をつむる

『絶望・・・か・・・

人が死ぬ時の断末魔ほど
絶望と言う言葉がふさわしい・・・』

お母さん・・・

お父さん・・・

イザベラ・・・

ファーラン・・・

名前の知らない《仲間達》・・・

一人一人顔が浮かんでは消える

最初は皆笑顔なのに
画像がブレて元に戻った瞬間
死んだ時の顔が現れる
それが次々と流れていく

『・・・っ・・・！

はぁっ・・・はぁっ・・・

・・・《昔の事》思い出すとか・・・年かな・・・？←

此処にいたらのぼせて死ぬわ・・・
上がろ・・・』

ルルーノは風呂から上がり
体を拭く
足を拭いている時ふと後ろにある鏡を見た

『リヴァイのやつ・・・こんな所にまでつけちゃって・・・///
見えないからってやりすぎだよ・・・///』

ルルーノは自分の背中についているキスマークを見て言う

『しかも傷の所に集中してるし・・・』

ルルーノの背中にはキスマーク以外に
決して消えない傷があった
右肩から腰まで斜めに切られた後がある

本来ならば成長と同時に傷は小さくなるはずなのだが、ルルーノは背が伸びる事がなく、そのため皮膚が伸びる事もなかったため
10数年たった今でも傷の大きさは変わらないでいた

小さい傷ならばすぐに治るのだが
このくらいの大きさになると
治癒力が人並みになり完璧には治らない事がわかった

『やれやれ・・・本当に困った人だな・・・』

ルルーノはシャツを着る
そして手首の襟のボタンを止める

『・・・・・・ヤキモチ焼くかな・・・？///』

手首にある縛られた跡を見てつぶやく