『進撃の巨人』誇り高き赤き鷹【リヴァイ】《サイドストーリー》パート2 (ページ32)

今日:11 hit、昨日:8 hit、合計:42,514 hit

訓練兵調査29 ページ32

『貴様はここにいて

こいつらが全員起きるまでそこを動くな

それも貴様の義務だ・・・』

セス「・・・」

『二度は言わない・・・
わかったら返事をしろ・・・』

セス「は、はい・・・」

セスは小さく返事をした

セス「あ・・・鍵がかかってるから、ドアはあかn」

『ふっ！！！』

ルルーノは回し蹴りをし
ドアをぶち抜いた

セス「・・・」

セスは口をあけ驚いた

ルルーノはセスを気にせず

いつの間に拾ったのか
ナイフで自分の手を縛っている紐を切った

カランッ

ルルーノはナイフを捨て
その場を後にした

セス「・・・罰・・・か・・・

俺は・・・ダニエラが好きだ・・・
別に向こうが俺の事を好きじゃなくてもいい・・・

俺が好きなんだ・・・
それでいい・・・

だから・・・止める・・・

ダニエラ・・・」

セスはそっと自分の好きな人の名をつぶやいた

セス「・・・おぃ！おまえら！！
全員目ぇ覚ませ！！！」

そう言いセスは伸びている少年達をたたき起こす

『・・・さて、なんて言い訳しようか・・・

《クソが便器につまりました！》

・・・って食事中だってwww』

ルルーノは折っているジャケットの袖を微妙にズラし縛られていた跡を隠した

幸い顔は殴られたり蹴られたりしていないため
頬に擦り傷がある程度だった

これならばコケたと嘘はつけそうだった

『これじゃぁ風呂入れないな・・・』

はぁとため息をつくルルーノ

そうしているうちに食堂へついた

『(・・・カロちゃん発見！

ついでにダニエラとキャリスも・・・

・・・斜め後ろに座っていたのか・・・
ソーマたちの顔をコソコソチラ見していたのね・・・
青春だねぇ・・・)』←

ゆっくり歩きながらそんな事を考えるのルルーノ

カロン「あ・・・ルル・・・ちゃん！？」

カロンの焦る様子にソーマとエイトは振り向く

ソーマ「ルルーノ！お前どうしたんだよ！！」

エイト「・・・随分遅かったけど？」

ソーマは驚き
エイトはジッとルルーノを見つめた

『ごめんねぇ
ちょっと呼び止められちゃってさ～』

えへへと笑いながらソーマ達の所へつくルルーノ

ソーマ「いや、その傷！！どうしたんだよ！」

『？傷？』

エイト「顔・・・怪我してる」

そういいエイトはクイッとルルーノの顔を持ち上げ頬の傷を見る

キャリス「・・・！！！」

キャリスは目を見開きルルーノをガン見していた