『進撃の巨人』誇り高き赤き鷹【リヴァイ】《サイドストーリー》パート2 (ページ27)

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訓練兵調査25 ページ27

消しゴムを投げつけられる以外は特になにもなく講義は終わった

『あ、私お手洗いに行ってくるね
先に食堂に行ってて』

ソーマ「おぅわかった」

カロン「いってらっしゃい」

エイト「気をつけて」

じゃぁ、と言ってルルーノは講義室を後にする

ソーマ「なあ・・・ルルーノの事・・・どう思う？」

エイト「は？」

カロン「・・・なんか・・・不思議だよね・・・
色んな意味で・・・」

ソーマとカロンは小声で話す
二人とも真剣だ

エイト「・・・
確かに不思議だ
半日で辞めたやつが2年目の春にでもどるなんておかしな・・・」

ソーマ「たしかにそこも不思議でならねぇけど・・・

違うんだ・・・

カロンもあの言葉聞いたか？」

エイト「？」

カロン「ルルちゃんが講義中に
《ガキだな・・・》って小声でつぶやいてたんだ・・・」

エイト「ふ～ん」

ソーマ「ふ～んってお前な・・・」

エイト「いつかは本当の事話してくれるだろ・・・」

カロン「そう・・・かな・・・？」

カロンは不安そうに言う

エイト「ルルがどんな奴だって関係ないさ

だって俺らの《友達》だろ？」

エイトはニッと笑った

カロン「・・・私も信じる・・・
いつか真実を教えてくれるって・・・
だって・・・初めてできた女の子の《友達》・・・だから・・・」

カロンは強い眼差しでソーマとエイトを見た

ソーマ「べ、別に疑ったわけじゃねぇぞ？
ただ・・・なんか変だなって思っただけで・・・

俺だって・・・ルルーノの事信じてるさ・・・///」

エイト「ま、気長に待とうよ
まだ先は長いさ・・・」

カロン「うん・・・」

ソーマ「・・・うっし！
飯食いに行くか！！」

その言葉を聞き
3人は食堂に向かう

トイレ行きようを済ませて廊下を歩くルルーノ

『(・・・そろそろ疑い始めたか・・・
ま、いいけどね・・・

真実を話すのは最終日・・・
って言っても《強くなったカロちゃんが見たい》ってのと
《調査兵団への勧誘》だね！)』←

ボーッと歩きながらそんな事を考えるルルーノ

『(仕掛けてきたか・・・
丁度いい・・・お仕置きするか・・・)』

『・・・っ！』

ルルーノは後ろから伸びてきた手を避ける事無く
そのまま連れ去られる