『進撃の巨人』誇り高き赤き鷹【リヴァイ】《サイドストーリー》パート2 (ページ14)

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訓練兵調査13 ページ14

キース「他人の命を優先したからだ！」

ソーマ「別にいいじゃないですか！！」

食いつくソーマ
エイトも怖い顔をしながらキースを見た

キース「何を不抜けた事を言っている！！
もし今の状態で巨人と遭遇してみろ！！
確実に共倒れだ！
他人の命を優先したばかりに自分も命を落とす事にも繋がるのだ！！」

ソーマ「・・・っ！」
エイト「・・・！」

二人はキースに何も言い返せなかった

スタッ

一人の兵士がキースの元へ駆け寄る

「教官・・・」

その兵士はキースにそっと何かを話していた

『(見つかるの早かったな・・・まぁあれだけ派手にやったから仕方ないか・・・)』

キース「連れてこい」

「はっ！」

兵士はキースの言葉に頷き
また森へ入っていった

キースはジッとルルーノを見た

キース(あの音・・・やはりな・・・

状況からみてルルーノがやったのか・・・？)

キース「本質を見失うな・・・」

『はっ』

ルルーノは敬礼しているが今だキースの顔を見ていない

ルルーノはまた怒りが収まらなかった
それはあの訓練兵達にではなく
自分に対してだ
自分の力を過信しているわけではないが、自分がいながらカロンにひどい怪我をさせてしまったからだ

キースは森を見た

パサッ

『！？』

ルルーノの肩にジャケットがかけられた
ルルーノは振り返るそこにはジャケットの着ていないソーマがいた

ソーマ「寒いだろ・・・」

『ありがとう・・・ソーマ・・・』

ルルーノは悲しく笑った

ソーマ「・・・////」

ソーマは不覚にもときめいてしまった

エイト「礼を言うのはこっちだよ・・・
カロンを助けてくれてありがとうルル」

『・・・私がモタモタしなかったらカロちゃんは助かってたはずだよ・・・』

ソーマ「な、何いってんだよ！助けられなかったのは俺たちもそうだ！だから・・・気にすんな！な！」

ニカッと笑いワシワシと頭をなでるソーマ