君の声で奏でたい！【名前変換オリジナル】

5話 ページ5

生徒「西園寺さんって彼氏いるのー？」

生徒「埼玉にいたんでしょ！どんなところ？」

生徒「西園寺さんって可愛いよね！」

生徒「ねぇねぇ好きな食べ物は？！」






西園寺涼音、ただいま質問攻めにあってます。




「え、えっとねー、！」





瑚太郎「こらこら、西園寺さん困ってるでしょ」




生徒「なんだよ瑚太郎ーお前西園寺さん狙ってるとかー？(笑)」


生徒「まじ〜？瑚太郎ファンは多いんだから！」



なんですと？！






瑚太郎「西園寺さんは俺のギター褒めてくれたんだぞ！！」



生徒「え、」






「え」







生徒「西園寺さんほんと〜？こいつギター弾き始めたばかりなんだよ〜？」



え、弾き始めたばかりであそこまで弾けてたの?!?!





「すごい…上手だった！」



瑚太郎「ありがと！」






ニコって笑った成瀬くんはとっても素敵
さすがイケメン、破壊力がァ






「成瀬くんギターなんで弾き始めたの？」



純粋に気になって聞いてみた。
成瀬くんは振り返って




瑚太郎「俺ね、世界一のボーカルになりたいんだ」





ボーカル？歌う人って事だよね。





「成瀬くん、バンドとかやってるの？」






瑚太郎「うーんやりたい気持ちはやまやまあるんだ
でも、軽音部もないしそもそも興味がある人
とか楽器ができる人も見つからない」






そうなんだ…









私にはちゃんとした夢がない。
だから成瀬くんがキラキラした目で夢を持っていた
それが少し、羨ましいなって思った。

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