君の声で奏でたい！【名前変換オリジナル】

35話 ページ35

「え、あの〜…」



唯衣「いや、まだ知り合って間もないしこれから好きになってもらえるように頑張るんで！」






ﾄﾞｷｯ





「わかった…」





こんなこと言われたの初めてだ…





瑚太郎「…」







「瑚太郎…？」





瑚太郎「…またテストの事は後日連絡する。」







唯衣「はい！」









「じゃあ、もうこんな時間だから、帰ろうか」





唯衣「涼音先輩！送ってきますよ！」



瑚太郎「俺が送ってくから問題ないよ」



唯衣「…そうですか」





瑚太郎…怖いよ！！！
なんかいつもの瑚太郎じゃないみたいだよ！





私達はそのままファミレスを出て
唯衣くんとは別れた。







瑚太郎「…」









「瑚太郎、なんか怒ってる？」









瑚太郎「いや？」



「瑚太郎、いつもの瑚太郎じゃないよ…」



瑚太郎「…ごめん」




「確かにバンド内で恋愛なんて瑚太郎は嫌だろうし私達が今後集中出来なくなるなんてことがあったら…きっと悲しいよね…」





瑚太郎「違うよ、涼音」





「え」






瑚太郎「涼音が取られちゃうみたいで…」







「え、ぇぇ？…////」








瑚太郎「ちょっと俺、油断しすぎてたかも」








「なななななな、なんで…？」







鼓動が早くなる。

こんな気持ちは初めて








瑚太郎が私をじっと見つめる。







瑚太郎「まだ、誰かのものにならないで」









これって…


私、瑚太郎に嫉妬されてる？！






「な、何言ってるのよ安心してよ誰も取らないよ」









瑚太郎「涼音は隙が多いよ」







「…!?////」









何回も二人で帰った帰り道



でも今日は違いました。









手を繋いだ…

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