【TDO】最後の答えは【Q/K】

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mzkm.said


伊沢 ｢ちょっと待て!!｣


伊沢さんの静止を気にもせず部屋から出ていったA。


水上 ｢俺やばいことやっちゃいましたね…｣


伊沢 ｢いや水上は何も悪くない…

やっぱり､俺何かが引っかかってんだよ｡｣


鶴崎 ｢鈴木さんと紀野さんは何か知ってる??｣


紀野 ｢私は何も…｣


鈴木 ｢あんまり2年間接点がなかったんで…｣


伊沢 ｢何でもいい､どんな事でもいいから…｣


伊沢さんには、きっと線が浮かんでいる。


だから、何かがあればそれが繋がる。


思い出せ。


俺がAに会ってからの2年。


伊沢 ｢林と砂川は??何か知ってることあるか??

気になることでも何でも｡｣


しばらく沈黙が続く。


…空気が重い。


鈴木 ｢気になることっていうか､すっごいどうでもいい事ですけど…

Aちゃん私が見た時ずっと一番右の後ろに座ってたりしてます。

入学式とか体育祭とか右側に座っていました｡｣


確かに､会った時も駅のホームの右端にいた。


紀野 ｢あ､でもAさん左利きですよね。

高校生クイズの時に左でペン持って書いてましたし…

左利きなら左側を好むはず…｣


なるほど､左利きなのか…


でもどうして…


砂川 ｢あ､俺キャンパスで会ったことあるんすよ､山狼さん。

それで、その時眼に眼帯つけてました｡｣


伊沢 ｢眼帯??それってどっちに??｣


砂川 ｢確か…右です!!｣


伊沢 ｢今のところ左半身をよく使うことだけは分かったな…｣


まだ。まだ分からない。


何が彼女を苦しめてるのか。


林 ｢あ､山狼さん眼鏡かけてますけど多分あれ左にしか度が入ってないです｡｣


伊沢 ｢林…そんな事まで分かんのかお前は｡｣


林 ｢偶然です｡たまたま､見えました。

右は普通のレンズです｣


鶴崎 ｢そう言えば…

高校生クイズの時のキャプテン的な存在って普通3人いたら真ん中じゃないですか。

去年の山狼さん確かに右端だったんですよ｡｣


…とここまで左や右などの事について話してるけど。


何かが繋がりそう。


水上 ｢…A確か小6の時に学校の3階から落とされた。って言っていました｡

もしかしたらその時に…｣


その先は言わなくても通じた。


"右半身に残っている"と言う事は。

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