鬼滅の世界にトリップしたのに鬼になるとか聞いてない。

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Aside

クソゥ！馬鹿野郎めっ！


って心では叫ぶ。


心でじゃないと叫べない。


鬼舞辻無惨の圧で死んじゃう。


マジ、爪辞めれ。


無惨｢すぐ楽にしてやろう。｣


？！


｢あ"がっ！うぁ"っ。｣


乙女らしかぬ声しか出ない。


痛い、痛すぎるっ！！


楽じゃね〜やん？！


クソゥ！こんのっバカタレッ！


無惨｢また、迎えに来るよ。A｡｣


｢はぁっ。はぁッ！二度と来るなっ。(小声)｣


軽快に歩きやがって！


このっ、顔だけイケメンが！！


あっ。眠い。私、記憶なくなるのかな？


やだな〜。煉獄さん…見てみたかったな〜。


遠くなる意識の中


最後に覚えてるのは



猪だけ。


……絶対、伊之助だろ。


目、無理矢理開ければよかった…。


そんな邪心を抱きながら


私は、意識を手放した。



……起きました。起きてるんです。


目は、開いてるんです。


でも、体が動かん？！縛られてる…。


猪の頭除けてくれんかな。


美形が見たかったな。


…あれ？記憶あるぞ？！


まさかの？禰豆子ちゃん的な？


禰豆子ちゃんとは、ちょっと違うか。


お腹空いてない…


飢餓状態じゃないってこと？


鬼になったばかりなのに？ドユコト。


口枷は…一様付けられてる。


…縛りキツすぎない？


動こうとするとミチミチいってるけど。


食い込んでない？


?｢目が覚めたんですね。｣


｢へっ？！｣


こ、こ、こっ？！


胡蝶しのぶさんだー！かわ、可愛いっ。


…あ、待て。殺意剥きだしー。


悲しい。泣くよ？メンタル豆腐だから


多分。


胡蝶｢目が覚めたのなら、ついて来てください。貴方を裁判にかけます。｣


｢裁判…？って。異議有りっ！ってするやつですよね。｣


胡蝶｢違います。｣


｢ゑ？｣


裁判=異議有りっ！じゃないの？


それしか分からん。


ま、まさか。禰豆子ちゃんも、やったやつ？


私、炭治郎みたいな証人いないよ。


どうすんだよ。


会話とかしてないのに


まず、裁判なんだね。


神は、私を見捨てなかったんだね。


じゃあ、まず鬼舞辻無惨に会いたくなかったかな！！(泣)


胡蝶｢何をしているんですか。｣


｢へ？あ、なんもです。｣


胡蝶｢お館様。捕らえた鬼を連れて参りました。｣


お館様｢ありがとう、しのぶ。ついでに…縄も解いてやりなさい。｣


なんて、お優しいのだろうっ？！


仏かっ！！

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