鬼滅の世界にトリップしたのに鬼になるとか聞いてない。

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Aside

まさかの…


ギギッギギギッ


え、待って？首回る音おかしくない？


変だよ、なんだよギギッて。


いや、でもそうなるわ。怖いもん。


で、出たー。(震え)鬼の大将ー。


鬼舞辻無惨のご登場です。


皆様盛大な拍手で……


何故こちらに向かって来る？！


待て待て、来るんじゃない。ノット、鬼舞辻！


おぃぃぃい？！


鬼舞辻が一歩また一歩と近づいて来る


が、私も負けじと下がる。


でも、思った。


これ後ろ木とかあって下がれなくなる系のシーンじゃね？


トンッ


アッ。フラグ回収しました。


お疲れ様でーす(泣)


ひぃぃっ！


爪、爪ぇ！長いけど？隠して無いけど？！


私、鬼殺隊じゃないからっ！隊服着てないんだから、さぁ？！


今…私、善逸ぐらい荒ぶってない？


違う。そんな呑気な事を考える時間じゃないだろ？！


無惨｢もう一度聞こう。お嬢さん、こんなところで何をしているのかな。｣


疑問形じゃない？！どうしてだよ！


おじいちゃーん。助けてくれ〜！切実に、頼みたい！！


あ、なんか答えないと…


｢えっと…おじいちゃんのお見舞いに…この奥の村だから、だから…｣


ごめんよ〜！おじいちゃん！利用しちゃったよ〜！


でも、おじいちゃん。令和にいるもんね？


関係ないもんね？！


無惨｢そうか。だが、行かないほうがいい。その村は鬼が出るそうだ。｣


なん、だと？！行かないほうがいいと言われると…


行きたくなるんだよ。


｢そんなのっ！お、おじいちゃんが…｣


おじいちゃん口実に逃げたいんだけど、お慈悲を下さい！


お慈悲を！


無惨｢そうだな。その爺さんの事など忘れてしまえばいい話だ。｣


危ない雰囲気を醸し出しているぞ？


わかりやすく、爪が頬を掠める


え？鬼になるの？やだよ？トリップしたばっかりダヨ？


嫌いになるよ？


無惨｢鬼になってみないか。あぁ、名だけ聞いておこう。名は何という。｣


｢か、川村…Aです。わ、私。死んじゃうんです…か？｣


無惨｢いや、死とは掛け離れた存在になるれるんだ｡｣


悪い話じゃないだろ？って。


私は、人間として生きて。


鬼殺隊に入って。


かまぼこ隊や柱を傍観する予定だったんだ。


鬼になるのか。


そうなると…見れない。


やだぁ？！最後にかまぼこ隊見たかった！

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