【あんスタ】☆毎日キラキラ短編集☆

☆葵ゆうた☆　世話焼き【リク】 ページ14

主人公side

う〜・・・。
なんかフラフラする〜。

足取りがおぼつかない・・・。


ゆ「あれっ？
　 (人１)さん、大丈夫ですか？」

あ「たぶん大丈夫だよ〜。」

ゆ「でもフラついてて倒れそう
　 なんですけど・・・？」

大丈夫、何でもないよ--------
そう言おうとしたが、

あ「ぅあっ・・・！？」

立ちくらみがして前のめりに
体が傾いてしまった。

ゆ「うわっ！？(人１)さんっ！？」

---ﾄﾞｻｯ----

ゆうたくんが私を抱きとめてくれた。

ゆ「っと・・・。
　 (人１)さん、最近、夏バテして
　 ないですか？」

あ「あ〜・・・、そうかも。
　 暑いの苦手でさ〜。
　 食欲もあまりなくって・・・。」

ゆ「ダメじゃないですか！！
　 なおさらバテちゃいますよ！？」

・・・怒られちゃった。

ゆ「待っててください！！
　 なんか買って来るんで！！」

そう言うとゆうたくんは走って
行ってしまった。

ちょうど昼食の時間なのだ。

しばらく待っていると、

ゆ「はぁ、はぁ・・・。
　 お待たせしました〜！！」

ゆうたくんが戻ってきた。

息を切らして走ってきてくれた
ことがうれしくて、思わず顔が
緩んでしまう。

それをごまかすように、

あ「ううん、わざわざごめんね。
　 別にそこまでしなくても
　 よかったのに・・・。」

-----なんて言ってしまう。

ゆ「何言ってるんですか！？
　 本当に倒れたら大変です！！」

あ「でも、申し訳ないよ？」

ゆ「あ〜っ！もういいんで、
　 はやく食べちゃってください。」

袋を渡されたので中を見てみた。

あ「えっ！？」

"激辛冷やし中華" "激辛サンド"

・・・辛いのばかり。

ゆ「辛いのっておいしいんです
　 よね〜。食べると元気に
　 なるし！！」

あ「う、うん。そうだね。」

正直、私は辛いのが苦手だ。
しかし、ゆうたくんが買ってきて
くれたのだから食べないと。

あ「いただきます。」

激辛サンドの方をひと口食べた。

あ「けほっ！？辛いっ！？」

思っていた以上に辛くて咳き込む。

ゆうたくんが激辛ランチと一緒に
買ってきてくれたスポドリで
流し込む。

なんとか食べ終えた。

ゆ「ははっ、唇赤いですよ？」

私の唇を指先でなでるゆうたくん。

ゆ「これからは本当に気を
　 つけてくださいね、
　 本気で心配ですから・・・。」

少し顔を赤くして言うゆうたくん。

彼がそんなに心配してくれるなら
夏バテも悪くないかな・・・、

なんて思ったり。
　

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