貴方との思い出は永遠にpart２【あんスタ】 (ページ12)

今日:7 hit、昨日:12 hit、合計:47,681 hit

ー１２ーページ12

A)一人暮らしなのは、傷つきたくなかったから
暗いのが怖いのはあの水の中が真っ黒になったあの頃を思い出してしまうから
どう？幼稚でしょ

長々と話してしまった申し訳なさを含んで笑った
でも、スッキリはしてる。話せてよかった

月)話してくれてありがとな。もう我慢しなくていいから

ギュッと抱きしめられた
彼の服をつかむ私の手は震えていて、頬はぬれていた
レオ、レオは私を優しいって言ってくれるけどレオも十分優しいよ
ごめんね、本当はこんなこと一気に話されてパンクしてるだろうに

月)悔しいけどさ。今のAはあの時皇帝に会わなかったらいないんだろ。恩人になりたかった、幼馴染になりたかったなんて考えたこともあるけど、そしたら俺とAはこうして付き合わなかったかもしれない…難しいな。これだから宇宙はわからない

私の頭を撫でて空を見上げたレオ
言葉を紡いでいたけど表情はいつもの笑顔だった

？)そうです！だからこの世はAmazing…☆

A)！？渉！？

？)そうです、あなたの日々樹渉です…！

草むらから突然聞こえてきた幼馴染の声、そしてバラの花びらをまき散らし登場
さすがのレオも唖然としていた
そんなの渉にはどうでもいいようで、私の手を握ると笑った
昔から見てきた・・・私が守ってきた笑顔だ

日)フフフ、私は小さいころから実妹のようにあなたを見ていました。だから心配していたところもありましたが…・どうやら仲良くしているようで安心しました
分け合える大事な人ができてよかったですね、A

A)渉とも分け合ってるでしょ。…渉お兄ちゃんも幸せそうでよかった

日)懐かしい響きでくすぐったいですね。…ではまた明日レッスンで会いましょう
王様さん、可愛い妹を頼みましたよ
高らかに叫びましょう！この世は愛に満ち溢れていることを！！

渉はいつの間に用意していたのか、気球に乗って飛んで行ってしまった
しばらくボーっとしていたレオは「あー・・・全部とんだ」なんて呟いて

月)A、今日は同じ家に帰ろうな

ギュッと私の手を握って唇を合わせてくれた