お金のためです。 (ページ8)

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潔くんページ8

「やっほ、Aさん。今食事中？」

『うん、潔くんも？』

「そうそう、一緒に食べてもいい？」

『いーよー…あ』

しまった！！仲良くしないつもりが一緒にご飯食べる展開になってしまった…

「？どうしたの」

『いやなんでも』

「てかAさんって料理豪華で羨ましいな〜俺なんてたくあんだよ。」

『ま、私はマネージャーだからさ』

『てか潔くん、私の事Aでいいよ。』

「へ？あ、あぁわかった……A…」

『うん』

昔のことを思い出す…

[天才のAさん♪水を頭から被った気持ちを30字以内で答えてください♪天才だからできるよねー？ｷｬﾊﾊ]
[やだー○○ったらもっとムズい問題出さないとじゃーん？]

…こんなの記憶から無くなればいいのに。

「じゃあさ、A。俺の事も名前で読んでよ。」

『？あ、……い、潔？』

「おう！よし！これでもう俺とAは友達だな！」

『え、あ、うん。』

友達、なんて久しぶりだな。
高校はアイツらのせいでみんな私のこと避けてたから。

って、何喜んでんの私。仲良くしちゃダメじゃん。

こんなの、またサッカーやりたくなっちゃう

「てかAってさ、なんで俺らと仲良くするつもりないーとか言ったの？」

『…』

「あ、嫌なら全然『もう仲間ごっこは懲り懲りなの。』…？」

『どうせみんな、壊れるんだから。もう二度とあんな思いしなくない。』

「？…えと、A？」

『ごちそうさま。ごめんね。聞かなかったことにして。じゃあね、おやすみ。』

「あ、…おう、おやすみ。」

ーーーーーー
潔side

「名前ってもしかして、なんか過去にあったのかな。」

折角名前で呼び合える関係になったんだ。なにか俺もあいつを手助けできるような、頼られる存在になりたいな。

も、もちろん友達として！！！。