二人の男 ページ6
『あの、絵心さん。私次何すれば良いですか？』
「さっき備品の用意してくれたでしょ？それを各チームに運んで欲しい。」
「あ、地図これね。」
『はぁ…』
選手に会うとか嫌だな…なんか面倒くさそう…
でもマネっていう立場上しょうがないのかー
『…頑張りますか。』
『…地図わかりずら！！』
『ここどこだよ…』
全部が同じ景色に見える…
『ん？あ、こっちかな？いやまてよこっちﾄﾞﾝ「あ？」…やば』
地図を見ながら歩いてたら誰かにぶつかったらしい。てか、何この人、おっきい人がおっきい人をおんぶしてる？
「お前、誰？てか女？」
『あ、えーーと、ぶつかってすみません。この
「へーマネとかいるんだ。まぁ、どうでもいいかー。めんどくさ。」
なんだこいつ。
「君、もしかして道迷ってる？」
『！…は、はい。』
「そうなのか？よくわかったな凪。」
「別に。地図みたいなの持って悩んだ顔してたから。
どこに行きたいの？」
『「！」』
『お、教えてくれるんですか？』
意外に優しい人…
紫ちょんまげはなんか機嫌悪そうだけど
「凪、お前珍しいな。」
「別に、今日はなんか気分がよかっただけ。」
「…ふーん」
『えっと、私チームvに行きたいんですけど…』
「俺らのとこだな。」
『あ、そうだったんですか。』
「そんじゃ案内してあげるよ。付いてきて。あと、これ持つ」
『！！…ありがとうございます。』
仲良くしなければいいんだから、人に頼るくらいは大丈夫か。
「…。あいつ…」
ーーーーー
「ここがチームvだよ。そういえば何しにここきたの？」
『ちょっとした備品を渡さなくちゃならなくて、今持ってもらってるやつです。』
「あぁ、これね」
『もってくれてありがとうございました。今チームvのものを出しますね。』
「ねぇ、君何年生？」
『？高二ですけど…』
「ならタメ口にして。よろしくねA。俺は凪誠士郎。」
『え？よ、よろしく？』
「ん、ほら玲王も挨拶して。」
「…」
え、なんか怖いんですけど。
「ごめんA。いつもはこんなやつじゃないんだけど。こいつは御影玲王。よろしくしてやって？」
『は、はぁ…』
この人なんかさっきから怒ってない？
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作者名：ウルフ | 作成日時：2023年1月3日 18時
