よく家に遊びに来る弟のお友達くん【キッド】 (ページ13)

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誕生日プレゼントページ13

キッドside

〜明日〜
キ「どうしてこうなっちまったんだよ…」

俺は今とてつもなく悩んでいる。果たしてその正体は…

キ「女への誕生日プレゼントなんて知ったこっちゃねぇよ…」

…Aさんの好きなものを知っている訳でもないし、マジでどうすりゃいい。これは。

キ(今日は特に用事もねぇし、外に出て探してみるか。)

最近は肌寒くなってきたからな、白のシャツに黒の長ズボン、ジャケットを羽織ってお気に入りのヘアバンドを俺はつけて外に出た。

俺はぶらぶらと街を歩いた。

キ(にしてもほんとになににすっかなー。よさそうな店は沢山あるが、何を買えばいいのかさっぱりわかんねぇ。)

俺はある店に目が着いた。

キ(アクセサリー屋さん…)

誕生日会は火曜日、プレゼントは土曜日の今日のうちに買っときたいな…明日また来るのはめんどくせぇ。

俺は店に入った。

店「いらっしゃいませ！本日はどのような品をお探しですか？」

キ「…とても綺麗な女性に合うアクセサリーってありますか。」

店「ふふ、ございますよ。彼女持ちの彼氏さんでございましたか！こちらに案内させてもらいます。」

キ「ッ!!いやっ、俺は別にｶﾚｼとかじゃなくてっすね…」

店「まぁまぁ、そんなに慌てず、こちらに来てください！」

店「…これなんてどうでしょうか？」

キ「これは…！」

…よし、プレゼントはこれにしよう。

キ「っふー！これでひとまず、プレゼントはクリアだな！」

俺はAさんのプレゼントが買えたことにご機嫌で、気分がいい中家に帰っていた。

これから悲しいことが起きることも知らずに。