愛してる58 ページ10
『───なぁんて、つまらないこと言わないよね？
じゃあどうして私は、藤咲愛流に敵意を向けたんだろうか？
別に傷付けるのは彼女じゃなくても良かった筈なのに……
そりゃあ、ムカついたっていう理由をあげられたらどうしようもないけど、
今まで生きてきてムカついた場面なんてたくさんあって、今回のもその一つと数えられたはずなのに、
どうして私は今回は我慢できなかったんだろうね』
私の口調は相変わらず軽くて、殺せんせーですら間に入ってこない。
いや、入れないのかな？
今までのエンドでの私とのギャップがすごくて太刀打ち出来ないのかもしれない。
『そもそもどうして、藤咲愛流はエンドに来たのか、君たちは分かる？？』
「それは、親の都合とか……」
『どうして最初からE組なわけ？』
「………………」
『何も答えられない……か。じゃあ答えだよ？ 藤咲愛流さん、教えてあげなよ』
「……………………親の転勤ですわ」
無言の間を開けた末に藤咲愛流が発したのは、虚言だった。
『ウソつき……。
……──背景。藤咲愛流様。
この度、あなた様を椚ヶ丘中学、三年Ｅ組にご招待いたします。
日時は半月後。
旧校舎にて、あなた様をお待ちしております。
……ってね？w』
「それは……っ！！」
『待ってたよ、藤咲愛流さん？』
「何を言っているの……？」
私に聞いた藤咲愛流の言葉は震えていた。
答えが分かっているくせに、それを聞くのが怖いくせに、それでも答えを求めるその姿は……
なんて愚か。
『──だってその招待状を送ったのは私だからね』
「───〜〜っ！！……そ、んな……」
膝から崩れ落ちた藤咲愛流を、私は遠目から見下ろした。
そのときの瞳は、さぞかし冷たかったことだろう。
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ミルクレープ - とっても面白いです！見てたら喉に餅がつまりました！死にかけました！w (2018年10月10日 23時) (
レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
氷凛(プロフ) - 夜那さん» 了解です！！ ご覧いただきありがとうございました！！ これからもよろしくお願いします！ (2017年8月20日 8時) (レス) id: f4be4844b9 (このIDを非表示/違反報告)
夜那(プロフ) - 続編で文ストを希望します！ (2017年8月20日 6時) (レス) id: 2b2d23eaa1 (このIDを非表示/違反報告)
氷凛(プロフ) - 青さん» ありがとうございます！！ 頑張ります！ 回答感謝します！！！ (2017年8月18日 1時) (レス) id: f4be4844b9 (このIDを非表示/違反報告)
氷凛(プロフ) - 夢音さん» 承知しました！！回答ありがとうございます！！ (2017年8月18日 1時) (レス) id: f4be4844b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷凛 | 作者ホームページ：http://123
作成日時：2017年8月9日 18時
