愛してる66 ページ18
またある日……
新宿のとある場所で、危険人物である二人が、コーヒーカップを片手に話していた。
「ラストのあの演出……。Aらしくないね」
『そうかな? 派手で良かったでしょう?』
「派手なのは良かったけど、そこに嘘が混ざってた……」
『あぁ、そうだね……。何でかなぁ……』
「やっぱりAも人間が気に入った?」
『まさかw 臨也と同じとか、ごめんだねぇ。やっぱり君との賭けはろくなことがないよ』
「楽しんでたくせに」
『ハハハッ、まぁ、そこそこ楽しかったかな』
Aの片手には一つUSBが握られていた。
別に人間が気に入った訳じゃない。
人間は嫌いで、人外を愛してる。
……ただ
────……ごめん、ごめんなさい
泣き崩れるエンドたちが
────ごめんなさい、母さん……
昔の自分に重なったから……。
『ただの気まぐれだよ───……。』
呟いた私を、臨也はニヤニヤと笑いながら見てきた。
『鬱陶しいなぁ……』
「何が?」
『臨也の目』
「目!? 酷いなぁ……」
ちっともそう思ってる風に見えないんだよね。
何か、全部が胡散臭いわw
「それにしても、あんな終わらせ方したら、きっと生徒たちはAを探すだろうね」
『だねぇ。まぁ、見つからない自信はあるよ。逃げるのは得意だしねぇ』
「あぁ、商売が商売だからねぇ」
『黙れウザヤ。君に言われたくない』
「ひどっ!」
さて、次は誰で遊ぼうかなぁ。
片手に“ホンモノ”のUSBを遊ばせて、Aは穏やかに微笑んだ。
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ミルクレープ - とっても面白いです!見てたら喉に餅がつまりました!死にかけました!w (2018年10月10日 23時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
氷凛(プロフ) - 夜那さん» 了解です!! ご覧いただきありがとうございました!! これからもよろしくお願いします! (2017年8月20日 8時) (レス) id: f4be4844b9 (このIDを非表示/違反報告)
夜那(プロフ) - 続編で文ストを希望します! (2017年8月20日 6時) (レス) id: 2b2d23eaa1 (このIDを非表示/違反報告)
氷凛(プロフ) - 青さん» ありがとうございます!! 頑張ります! 回答感謝します!!! (2017年8月18日 1時) (レス) id: f4be4844b9 (このIDを非表示/違反報告)
氷凛(プロフ) - 夢音さん» 承知しました!!回答ありがとうございます!! (2017年8月18日 1時) (レス) id: f4be4844b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷凛 | 作者ホームページ:http://123
作成日時:2017年8月9日 18時