巴日和と付き合ってみた。 (ページ10)

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日和「じゃ、ぼくトイレに行ってくるね～」

漣「はいはい～…」

ベンチで漣くんと二人きりになった。

漣「おひいさんとは最近どうっすか？ま、あの感じだと順調なんでしょうけど」

『うん、今のところ順調かな？特に喧嘩とかもないし…』

漣「おひいさんのあんたに対する態度全然違うからちょっとびっくりしましたよぉ～。彼女相手だとあんなに猫被るんすねぇ～。普段あんなに我が強い人なのになんでも許してる感じですし」

『我は強いよ！結構強行的なところあるもん…』

漣「まあ、おひいさんはアンタのことをかなり大事にしてるみたいっすね。安心安心。」

ところで…とコソコソ話するように耳元で

漣「もう夜の営みはしたんすか」

『なっ！//ちょっと漣くん…！』

日和「あー！！！こら！ジュンくん！ぼくの彼女に何してるの！！」

日和くんはトイレから出てくるなり猛ダッシュでこちらへ向かってきて
漣くんから引き離すように私にべったりくっついてくる。

漣「おひいさんが迷惑かけてないかヒアリングしてたんすよ。ほら、ストレス溜まるからたまに愚痴を聞いてあげる時間も必要でしょう？」

日和「付き合わせてるのはぼくだけど、彼女との距離感はきっちり保ってほしいね！ふん！」

『日和くん落ち着いて、何もされてないから大丈夫だから…！』

日和くんはぷんぷん起こって子供のように地団駄を踏んでいる。
それを面倒くさそうに見ている漣くん…。
こんなに仲が良いなんて羨ましいなぁ。

漣「はぁ…一体何人分買ってるんすか。お家にこんな量を収納できるスペースがあるなんて羨ましいすねぇ」

日和「ぼくの専用クローゼットはまだまだ入るね！例え、いっぱいになっても衣裳部屋を増やすだけだね」

1人分とは思えない量の大荷物。
漣くんは親切に車まで運んでくれた。

漣「んじゃ、お役御免ってことで。あとは2人で好きなだけイチャコラしてくださいね～」

『付き合わせてしまってすみません…。今日はありがとうございました！』

日和「ジュンくんありがとうね！今度ランチをご馳走してあげるねっ」

高級ランチおごってもらいますからね～と
手をひらひらさせながら漣くんは去っていった。

日和「じゃ、帰ろっか♪」

凄い満足そうな顔。
最近はライブやTV出演、取材などで休む暇もなく疲れてたみたいだから
日和くんが楽しんでくれたなら今日はすごい良い一日だ。