巴日和と付き合ってみた。 (ページ6)

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▼holiday_休日ページ6

ある朝＿＿

『んーっ…あつい…』

今日の最高気温は30度近く。
朝からもう…27度ぐらいはあるんじゃないか…
昨日被っていた布団はベッドからに完全に落ちている。

寝返り反対側を向くと…

日和「すー…すー…」

日和くんは寝息を立てながらぐっすり寝ている。
昨日も打ち合わせの後に飲み会あって遅かったし…

『おつかれさまです、よしよし…』

少し寝ぐせのついた日和君の髪の毛を撫でる。

日和「……もっと撫でて、雛ちゃん♪」

『起きちゃった？ごめんね』

パッと手を離すと日和くんは私の手を掴んで自分の頬にすりすりしてる。

日和「いーのっ、今の凄い気持ちよかった。もっとして…？」

日和くんの朝はいつも甘えん坊さん。
常に甘えん坊ではあるのだけれど、
朝は少しぼけっーとしていてこうやって優しく甘えてくる。

『昨日の飲み会は楽しかった？』

日和「ぜーんぜん楽しくなかったね。
主催側のおっさんにやけに絡まれてストレス発散どころか逆に溜まったね。」

ふんっとそっぽを向いてご立腹の様子。

日和「ジュンくんが後々面倒だから今日はお願いだから出ろってうるさくてね…。
本当はすぐに帰って雛ちゃんの美味しい夕食を一緒に食べたかったのにっ。」

『じゃあ、今日は日和くんの好きなことしよう！』

日和「好きなこと？あっ！今日は雛ちゃんを好きなだけ独り占めできるんだもんね！
そうとなったらのんびりベッドでゴロゴロしている場合なんかじゃないね！」

いきなりスイッチが入ったかのように俊敏に動き出す。
これがいつものテンションの日和くんです。

日和「雛ちゃん、今日はショッピングデートだよ！
そうだ、ぼくのおススメのカフェがあるんだ！いこういこう♪」

『えっ、ちょっともう行くの！？』

日和「う～んそこそこ人気があるお店だし、早めに行くのが吉だね。
もうすぐ10時で開店時間だしちょうどいいね♪それが良い日和…☆」

『うぅ…』

こうなると止められないのが巴日和なのである。
彼は自分のペースで物事を進め、他人をも巻き込んでいくのだ。