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A「大体私は土井先生の姪ってことになってるんです。あんまり距離が近いと怪しいでしょう？」
土井「まあ、そうかもなぁ」
きり丸「まあまあそのくらいにしておいて！掃除しましょう！」
A「そうだね、ごめん。始めようか！」
まずは床を掃き、濡れた雑巾で拭く
蜘蛛の巣を絡めとって外に放り投げ、棚のホコリを払う
A「全く、ホコリが積もるほど放って置かなくても良いのに。土井先生ももう少し家に帰る頻度を増やしてみてはどうですか？」
土井「いやなに、忙しくてなぁ」
きり丸「近所のおばちゃんも大家さんも心配してるっスよ」
土井「うーん、そうなんだよ。それがどうにも申し訳なくて」
腕を組んで頭を悩ませる土井先生が、何だか幼く見えて
思わずクスッと笑ってしまう
A「そろそろお夕食にしましょうか！土井先生は何を買ってきて下さったんですか？」
土井「ああ、そうだった。新鮮な鮎を安く買えたから、塩焼きにしようと思う。あとお隣さんに野菜を頂いたから、米と煮込んでおじやにしようか。」
きり丸「美味そうッス！」
A「わあ、良いですね！では早速下準備始めますね」
土井「うん、ありがとう」
トントンと大根を切りながら、少しだけ思いを巡らせる
思えば土井先生はいつもは顧問として面倒を見てくれて
多少のワガママも笑って受け入れてくれて
もちろん怒る時は怒るけれど
長期休みの間、当たり前のようにそばにいてくれた
母や利吉が恋しくて泣いてしまった夜は、私が眠るまで手を握ってくれた
父のようで兄のようで、先生で。
家族のようだけれど、そうではなくて。
土井先生と私は、言葉にするとどんな関係になるのだろう
私が寂しい時一番そばに居てくれたのは間違いなく、土井先生だ
沢山たくさん、愛を貰った
感謝してもしきれないんだ
A「……土井先生」
土井「んー？」
A「ありがとうございます」
土井「ははっ、急にどうしたんだ」
A「言ってみたくなっただけです。このおうちで過ごせるのも、もう最後かもしれないですし」
きり丸「そんなこと言わないでくださいよ！」
A「ふふっ、ごめんごめん。」
部屋の真ん中にある炉に火を灯し、鍋を置く
その周りで串刺しにした鮎を刺し並べると、ジリジリと焼ける鮎が香ばしい匂いを放った
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林檎(プロフ) - ゆりあさん» ええええありがとうございます！！！！！こっから夏祭り編突入するのできゅんきゅんみ増すと思います！！ (2022年6月26日 0時) (
レス) id: a1b1016848 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ - もう好きいいいいいいいいいいいいいい！！、 (2022年5月16日 18時) (レス) @page36 id: ec02de9a8d (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 林檎さん» コメント返してくださりありがとうございます！！ はい！！ 土井先生も恋愛要素バリバリ入れてくださいwww逆ハー大好きです！！ 更新頑張ってください！！ (2022年4月5日 0時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - あいさん» 度々コメントありがとうございます！！嬉しいです！♡やっぱり教職員だし土井先生を逆ハー要員に入れるか迷ってるんですけど、入れた方がいいですかね？返信お待ちしております！ (2022年4月5日 0時) (レス) @page26 id: 6d98623e39 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 今回も良かったです！！ 土井先生も襲ってきて、、、、www 今回も面白かったです！！ 続き楽しみにしてますね (2022年3月27日 0時) (レス) @page26 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎 | 作成日時：2022年3月4日 1時
