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肌寒い夜気が酔った肌を心地よく刺激する
A「うーん、本当に良い気分…」
そう呟くと、隣に座る伊作の太ももに手を伸ばす
善法寺「えっ!?// Aちゃん!?」
A「膝枕してよ、伊作〜」
善法寺「ちょ、ちょっと待って!」
Aはとろんとした瞳で伊作の目を覗き込む
善法寺(駄目だ、聞こえてない…!///)
伊作は為すがままAに膝を奪われると、顔を手で覆い隠した
善法寺「きゃーーーー///」
食満「いや乙女か!というか…羨ましいぞ!」
すかさず留三郎がAの反対隣りに座る
A「留三郎の手は〜、ここ!」
留三郎の手をとると、自分の頬の横に持って行き、その手に擦り寄りふにゃりと笑った
食満「グッ……!」
食満(可愛すぎる!!!)
立花「おい、A。こっちにもっと良いものがあるぞ」
A「え〜?なになに〜?」
仙蔵がゆるりと目を細め、艶やかに微笑んで手招きをすると、Aは2人から離れて仙蔵の元へと近寄る
善法寺・食満「あっ……!」
立花「ふふっ、良い子だ」
仙蔵はAを向かい合わせるように自分の膝に座らせると、すぐ様その華奢な肩を抱き締めた
A「どうしたの〜?甘えん坊だね」
立花「ああ、お前が他の男に近寄るものだから、つい嫉妬をしてしまったようだ」
クスッと笑うとそのまま優しい手つきで頭を撫で、
下ろした長い髪を指で伝い__
髪の先に唇を落とした
A「ふふっ、くすぐったいよ〜」
食満(コイツ…!!)
鉢屋「あれ、先輩方〜。何やら楽しそうな事してるじゃないですか。」
突如、三郎が降って湧いたようにこめかみをピクピクさせながら現れた
A「わぁ、三郎だ〜」
鉢屋「本当に貴方は__、隙がありすぎるんだよな」
少し掠れたような、低く甘い声。
その声に、ますます頭が酔いしれる
鉢屋「ああ先輩方、もう十分楽しんだでしょう。A先輩は頂いて行きますね。それでは」
次の瞬間、ふわりと身体が宙に浮く
ああ、今私は三郎に抱きかかえられているんだ
ふんわり香る落ち着く匂いと触れ合う体温が、逆に私を冷静にさせた
A「ねえ、ちょっと恥ずかしいんだけど…」
鉢屋「あれ、羞恥心なんてあったんですか?」
フッと笑うと、細めた瞳で私の顔を眺め下ろす
その目で見つめられると、まるで全てを見透かされているようで
恥ずかしくて、なんだか凄く恥ずかしくて。
私は下を向くことしか出来なかった
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林檎(プロフ) - ゆりあさん» ええええありがとうございます!!!!!こっから夏祭り編突入するのできゅんきゅんみ増すと思います!! (2022年6月26日 0時) (レス) id: a1b1016848 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ - もう好きいいいいいいいいいいいいいい!!、 (2022年5月16日 18時) (レス) @page36 id: ec02de9a8d (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 林檎さん» コメント返してくださりありがとうございます!! はい!! 土井先生も恋愛要素バリバリ入れてくださいwww逆ハー大好きです!! 更新頑張ってください!! (2022年4月5日 0時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - あいさん» 度々コメントありがとうございます!!嬉しいです!♡やっぱり教職員だし土井先生を逆ハー要員に入れるか迷ってるんですけど、入れた方がいいですかね?返信お待ちしております! (2022年4月5日 0時) (レス) @page26 id: 6d98623e39 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 今回も良かったです!! 土井先生も襲ってきて、、、、www 今回も面白かったです!! 続き楽しみにしてますね (2022年3月27日 0時) (レス) @page26 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎 | 作成日時:2022年3月4日 1時