一人 ページ1
ジャリ･･･
ジャリ･･･
『今度、ここから出られるそうだぞ･･･良かったなあ？』
『まあ、死んじゃわないように気を付けろよ』
『本丸電池はお前しかいねぇーんだがらなあ』
鎖が首を締め付ける。
嗚呼、私はきっと捨てられたのだ。
もう何年もここで“力の供給”をしてきて、力の質が落ちたのだろうか。
電池としての使用価値が無くなったからだろうか。
政府の人1「おい、起きろ。本丸電池」
霧華「･･･ぁ、」
前髪を引っ張られ、体が軽く浮く。
政府2「おまえに新しい仕事だと、よっ！」
バシっ
霧華「･･･っ」
私の体に投げつけられたそれは閉じ込められた檻の部屋の床に散乱した。
ジャラッ･･･
霧華「･･･」
一枚それを拾い上げた。
霧華「本、丸。*□○。ま●☆い※▽、■な▲%」
政府3「嗚呼、それにしても本丸電池がいないと、夜つまんねえーな」
霧華「･･･」
政府1「本当になあ･･･？」
汚い6つの目がこちらに向く。
そして下品な笑みを浮かべている。
ーーーここより酷いところにつれていかれるんだろう。
どんどん辛い目にあっていくんだ。
そして、いつかこの身が朽ちる。
何も残せぬまま。
“人間”と扱われぬまま。
なにも守れずに。
朽ちる。
それが私の末路。
・
だからこの紙に書いてある
【ブラック本丸】というところも･･･
頭はいつもどおり狂っていて。
体はいつもどおり汚れている。
心はいつもどおり真っ白でいる。
私はいつもどおり壊れている。
そんな日に私の新しい、この血筋の者が受けるべき“義務”が課せられた。
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ふてんにぶおんぷ(プロフ) - 琥珀ノ神(≧▽≦)ﾆｺﾆｺ☆さん» ありがとうございます！！楽しみにしていてください！受験生なのに、のりで作っちゃいました･･･！ (2018年5月21日 19時) (
レス) id: 7ca422baae (このIDを非表示/違反報告)
琥珀ノ神(≧▽≦)ﾆｺﾆｺ☆(プロフ) - 夢主ちゃんがどんな風に明るくなっていくのか楽しみにしています！更新を待っていますね(≧▽≦)！ (2018年5月20日 23時) (レス) id: 0a61b9b9b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふてんにぶおんぷ | 作成日時：2018年5月19日 0時
