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説得の時間 ページ9

「ただいま〜」

「おかえり、A」

「お兄ちゃんいたんだ」

あの後カルマと別れて家に帰ってきたら

私のスマホに着信履歴をたくさん入れていた兄がいた

……話、聞きたくないなあ

「それで、電話の話なんだが…」

「ちょっと荷物おろしてからでもいい?」

「あぁ、構わない」

自分の部屋に移動して荷物を置く

私の部屋は白と黄色系統を基調にした部屋だ

リビングに戻るとお兄ちゃんが紅茶を作っていた

「紅茶を飲みながら話をしよう
ここに座ってくれ」

「……うん」

すると、テストを出すように言われた

自分のテストを取り出すとお兄ちゃんがそれを見始めた

「……うん、範囲が変わった所以外は全てあっているな
それに学年でも7位、十分A組に戻ってもいいな」

「………そうかなぁ?
素行不良でE組行きだからだめかも知れないよ?」

「理事長も成績が良ければ戻っても構わないと言っていた
問題は無いだろう?
Aはどうなんだ?」

言っても良いのかな……?

「あ、あの、わ、私は…
戻りたく…ない…」

「なんでだ?」

鋭い目でこちらを向く

いつも、そうだ

結局私には何も言わせてくれないじゃないか

「理由があるんだろう?」

「……E組の方が楽しい…
その…価値観とか、みんなの方が合うし…
わ、私ってお兄ちゃんと比べたら…お、落ちこぼれ…だし」

「AのためにもA組に戻ったほうが良い
それに、あんな弱者がたくさんいる所にAを預けられない」

……あんなって何?

本校舎の人の方がよっぽど酷いじゃない

『Aさん、E組でもよろしくね』

『うん、よろしくね渚さん』


『Aちゃーん!今度ここのカフェ行こ!』

『いいね!じゃあ今度日程決めよ!』


『A、次の授業一緒にサボろ…』

『授業はちゃんと出ようね?』


『私の授業はどうですか?Aさん』

『分かりやすくて助かってますよ殺せんせー』


E組の皆はこんなに優しい人達なのに


『あら、落ちこぼれの方の浅野さんじゃない』

『あんたみたいなやつが妹って浅野君可哀想ねぇ』

『さっさとE組落ちるか転校しなよ
お前みたいなやつは本校舎にふさわしくねぇよ』

『やっぱ、妹ちゃんだからねぇ…お兄さんよりはちょっと…』





E組の皆の方が人間性では

あなた達よりも優れているわ

反論の時間→←テストの時間



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明日葉(プロフ) - 更新についてですが、基本的に土日に似てね2から3話更新とさせていただきます (5月4日 22時) (レス) id: a12f4a84c4 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - https://uranai.nosv.org/u.php/novel/251766/ ここの小節に載せてください パスワードは書いてあります お手数かけてごめんなさい (3月16日 9時) (レス) id: 3fe3017824 (このIDを非表示/違反報告)
ミルメーク(プロフ) - コメントは厳しいです、、 (3月15日 21時) (レス) @page1 id: b3b06100e3 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - コメントに載せれますか? 私、学生なのであまりできることがなくて… (3月15日 21時) (レス) id: 3fe3017824 (このIDを非表示/違反報告)
ミルメーク(プロフ) - ありがとうございます!どのように転送すれば良いでしょうか? (3月15日 20時) (レス) @page10 id: b3b06100e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:明日葉 | 作成日時:2024年3月4日 19時

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