テストの時間 ページ8
テストは最初の方は順調だった
皆、スラスラ解けて私自身もそうだった
だけど、問11で躓いた
だってこれ…テスト範囲じゃない!
テスト返却日
烏間先生が本校舎の先生と電話をしていた
「そもそもどう考えても普通じゃない」
そんな言葉あの人達には通じない
だって、あの人達はE組が下じゃないといけないから
「…先生の責任です
この学校の仕組みを甘く見すぎていたようです
…君達に顔向けできません」
するとカルマがこっちを見てきた
「ねぇ、Aちょっとついて来てよ」
「良いけど……どうしたの?」
カルマは殺せんせーの方にナイフを投げてから歩き出した
「いいの〜?
顔向けできなかったら俺等が殺しに来んのも見えないよ」
「カルマ君!!
今 先生は落ち込んで…」
カルマと私は同時にテスト用紙を投げた
「俺等、問題変わっても関係ないし」
赤羽業
合計点数 494点
186人中4位
浅野A
合計点数 492点
186人中7位
「俺等の成績に合わせてさあんたが余計な範囲まで教えたからだよ
だけど俺はE組出る気無いよ
前のクラス戻るより暗殺の方が全然楽しいし
…でどーすんのそっちは?
全員50位に入んなかったって言い訳つけてここからシッポ巻いて逃げちゃうの?
それって結局さぁ殺されんのが怖いだけじゃ無いの?
Aはどー思う?」
「私が言えたことではないかもしれませんが殺せんせーは前を向いて笑っている方が殺せんせーらしいですよ?
あんな事は予想外ですし、その部分を教えていた私達は解けたからいいじゃないですか」
すると片岡さんが前原さんの肘をコツンと叩いた
「なーんだ殺せんせー怖かったのかぁ」
「それなら正直に言えば良かったのに」
「ねー怖いから逃げたいって」
「にゅやーーッ!!
逃げる訳ではありません!!
期末テストであいつらに倍返しでリベンジです!!」
その瞬間、クラスが笑いに包まれた
そして、私は心の中で胸を張った
自分がこのE組であることに
「どーしよ、着信履歴が……」
「うわっエグいね
これ全部浅野クン?」
「うん、こんだけあるとちょっと怖い……」
「十中八九AをA組に連れ戻そうって話だね」
「帰りたくないなぁ」
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明日葉(プロフ) - 更新についてですが、基本的に土日に似てね2から3話更新とさせていただきます (5月4日 22時) (レス) id: a12f4a84c4 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - https://uranai.nosv.org/u.php/novel/251766/ ここの小節に載せてください パスワードは書いてあります お手数かけてごめんなさい (3月16日 9時) (レス) id: 3fe3017824 (このIDを非表示/違反報告)
ミルメーク(プロフ) - コメントは厳しいです、、 (3月15日 21時) (レス) @page1 id: b3b06100e3 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - コメントに載せれますか? 私、学生なのであまりできることがなくて… (3月15日 21時) (レス) id: 3fe3017824 (このIDを非表示/違反報告)
ミルメーク(プロフ) - ありがとうございます!どのように転送すれば良いでしょうか? (3月15日 20時) (レス) @page10 id: b3b06100e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:明日葉 | 作成日時:2024年3月4日 19時