君の笑う顔が見たい

くるくるの時間 ページ7

翌日……

「さらに頑張って増えて見ました
さあ授業開始です」

私の目はついにおかしくなってしまったのかしら？

「そうですねぇ、Aさん
この問題集を渡して置くので解いてみてください
行き詰まったら教えてくださいね」

「わかりました 殺せんせー」

キーンコーンカーンコーン

その後もずっと私は勉強に取り組んだ

この問題、ちょっと難しいなぁ

殺せんせーに聞こうと思って顔を上げたら

クラスの半分もいなかった

「A、殺せんせーが校庭に来いだって
全く気づかなかったね」

「うん、全然」

そしてカルマと校庭に行くとちょうどサッカーゴールをどけているところだった

どかし終えるとイリーナ先生に仕事のプランについて質問した

用意するプランは一つかと

答えはNO

不測の事態に備えていくつもプランを作って置くのが暗殺の基本らしい

次に殺せんせーは烏間先生にナイフ術は第一撃が重要かと聞いた

こちらも答えはNO

第一撃も重要だか次の攻撃をどれだけ正確に出来るかが重要だと言った

結局何が言いたいんだ？と皆が思う中私は理解した

きっと皆が暗殺があるから良いやなんて事を言ったのだろう

「先生方のおっしゃるように
自身の持てる次の手があるから自身に満ちた暗殺者になれる 対して君達はどうでしょう
俺等には暗殺があるからそれでいいや…と考えて勉強の目標を低くしている
それは…劣等感の原因から目を背けているだけです
もし先生がこの教室から逃げ去ったら？もしほかの殺し屋が先生を先に殺したら？
暗殺という拠り所を失った君達にはE組の劣等感しか残らない
そんな危うい君達に…先生からの警告です
第二の刃を持たざるものは…暗殺者の資格なし！」

竜巻が起こって飛ばされそうになる

「A！こっち来て」

カルマの方に行くとカーディガンで竜巻から守ってくれた

その後、殺せんせーは明日の中間テストで全員50位以内に入らなければ校舎を潰して立ち去ると言った

でも、今回のテストは嫌な予感がする

だって学秀が

『今回は少し詰め込まないといけないな
Aも勉強を怠るなよ』

それってもしかして……

テストの範囲でも変わったから？

テストの時間→←支配者の時間

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