君の笑う顔が見たい

支配者の時間 ページ6

「さて、始めましょうか
学校の中間テストが迫ってきました
そうそう
そんなわけでこの時間は
高速強化テスト勉強を行います
先生の分身が一人ずつワンツーマンで
それぞれの苦手科目を徹底して復習します」

……何をやっているのかしら？
殺せんせーは、

その後、寺坂さんは特別コースらしくNARUTOだった

私は数学だ

色々とコツを教わっていくと

「Aさんは飲み込みが早いですねぇ
では、少し範囲外もやりましょうか」

「えぇ、お願いします」

その瞬間、ぐにゅんと殺せんせーの頭の形が変わった

どうやら、攻撃されると全ての残像が曲がるそうだ

その授業も終わって、皆が帰っていく中

私はある問題と格闘していた……

わからなくなって先生に聞きに行くために教員室に行く

すると渚さんがいた

「Aさん、どうしたの？」

「殺せんせーに聞きたいことがあって、
意外と勉強に関しては頼りになるわ、殺せんせー」

そっか、と言われてから教員室のドアを開けた

それが間違いだった

「でもね 殺せんせー
この世の中には…
スピードで解決できない問題もあるんですよ
……あぁ、浅野さんお久しぶりですね」

「……お久しぶりです………理事長先生」

そこには、私が大っ嫌いな人が立っていた

殺せんせーは無様に知恵の輪に絡まりながら転がっていた

おそらくは理事長先生が仕組んだこと

E組の士気を下げようとしている……？

「わざわざ、ここまで来るだなんて
随分とお暇なのですね
大方、私達に釘を刺しに来たのでしょう？」

「さぁね、それよりも中間テストで
50位以内に入ってA組に戻ってきなさい」

「………が、頑張り…ます……」

いつも、こうだ

逆らえない

この人は逆らったら駄目だって言われている

こうやって、私はわたしじゃなくなる…

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