君の笑う顔が見たい

転校生の時間II ページ20

そして、一時間目の国語の授業が始まった

先生が板書を始めたその瞬間、

突然横から銃が出ては発砲を始めた

「えぇ…こんなの授業の妨げになるじゃない」

「ショットガン４門機関銃２門
濃密な弾幕ですがここの生徒は当たり前にやっていますよ
それと授業中の発泡は禁止ですよ」

「気を付けます 続けて攻撃に移ります」

絶対に気をつける気ないでしょ

すると、隣で何かをつぶやき始めた

「弾道再計算 射角修正
自己進化フェイズ5-28-02に移行」

なにをする気？

ｶﾞｼｬｯ

再び銃を固定した自立思考固定砲台さん

当然、殺せんせーは舐めた顔をしていた

そして、発砲される

さっきとほぼ変わらない射撃

所詮は機械

ただの授業の邪魔だ

その時、

ﾊﾞﾁｭｯ

｢｢｢！！」」」

隠し弾だ！

「全く同じ射撃の後に見えないように一発だけ追加してた…
中々やるんだね、自立思考固定砲台さん」

すると何かを喋り始めた

「Aさん、ありがとうございます
右指先破壊
増設した副砲の効果を確認しました
次の射撃で殺せる確率0.001%未満
次の次で殺せる確率0.003%未満
卒業までに殺せる確率90%以上
よろしくお願いします殺せんせー
続けて攻撃に移ります」

……ニコッと笑った自立思考固定砲台さん

「…嘘くさい笑みね」

「なんか言った？A」

「なんでも無いわ、カルマ」

この人も、親に縛られて生きているのかな

だって、機械だから親の自由にプログラムできるものね

『君は、私の期待通りにはいかないようだねAさん』

同じだったらいいのに…

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