そうだ、クトゥルフをしよう。【暗殺教室】 (ページ14)

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お付き合いさせていただいていますページ14

渚side

千「野球部な。生憎だが選手はランニングにでも行ったのか姿が見えない」
渚「それでも、マネージャーさんはいるよね？次は僕も行くよ」

幸い、【信用】の値は70ある。NPCが言い出したくらいだから何かしらの情報があるんだろう。なんとか成功してくれればいいな。
言わんとするところ(別に言ってもいいんだけど)を察してくれたのか、前原君が言う。

前「さっきみたくマネさんに『すみません』って」
千「『はい』とマネさんの1人が反応してくれる。周りの他のマネさんを仕事に向かわせると、『野球部に何か？』と怪訝そうに言う」
渚「『僕はこの学校に通っている橋野黄太君を探すよう依頼された、探偵の潮崎といいます』」
前「『同じく、助手の前田です』」
千「『…橋野君がいなくなったことに野球部が関係していると言いたいんですか？』」
渚「『いえ、橋野君が野球部なので、彼と仲の良い人にお話を聞きたくてうかがっています』…で、【信用】かな？」
前「俺も【信用】振っとくわ」

渚【信用】70→17 成功
前【信用】70→54 成功

千「おー、すげぇな。なら『今走ってる部員が20分程で戻ってくると思うので、それまでなら大丈夫かと。コーチに許可を頂いてきます』って」
渚「『はい。ありがとうございます』」

ふぅっ、と一気に息を吐く。
ただのゲームなのに、緊張感が半端ない。選択肢がないクトゥルフは、どんな選択肢も作ることが出来てしまう…そう考えると、さらに緊張してきた。

千「しばらくして、さっきとは別の女子生徒が近づいてきた。2人と目を合わせて『こんにちは。黄太君とお付き合いさせていただいています、狩野真白(かのましろ)です』と、自己紹k 前「は！？黄太リア充かよ！」 …紹介をする」

前原君の発言を華麗にかわす。さすが、スルースキルまで高いなんて。

渚「狩野さんは、黄太君の彼女？」
千「狩野はそう言ってるぞ」
渚「なら、こっちも自己紹介しなくちゃ。『こんにちは。探偵の潮崎です』」
前「『助手の前田です』」
千「『…それで、私はどうすれば？』」
渚「『僕達の質問に答えてください。黄太君がいなくなる理由に心当たりは？』」
千「『……特には、ないです』」
前「『最近、彼に変わった様子は？』」
千「『考え事をすることは多くなった気がします。多分、友達が困ってるから、解決策とか考えて…』」

………友達、かぁ。