第55話 遊園地の時間 1時間目 ページ17
少しヒールの入ったサンダルを履いて出かけた先は賑わっている遊園地。
チケットを出し入場。
A「うわあぁぁ・・・すごい賑わってるね」
業「だね〜。でも人がすごいからはぐれないように気をつけてね」
A「うん」
私の前をさっさと歩いていく赤羽の背中を追いかける。
赤羽の気遣いかは分からないけど背中を見失わないようにゆっくりと歩を進めていた。
業「ねえ、どこから行く？」
A「え？私？」
業「当たり前じゃん、Aのために来たんだから」
A「っ！？」
頬に鎮火したはずの熱が集まるのが分かる。
この男は・・・さらっと恥ずかしいことを言いやがって・・・。
まあ、赤羽は前を向いてるはずだし―
業「あれ〜？顔真っ赤だけど、どうしたの？」
こういうときだけ後ろ向きやがって！しかもニヤニヤしてるし・・・この確信犯！
A「なんでもない！もう、ジェットコースターもちょうど空いてるし行こう」
赤羽にこれ以上見られたくなくって手を引いて早歩きで乗り口に向かった。
繋がれたところが熱く感じられたのはきっと気のせい。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
業「ふぅ・・・ちょっと休憩しよっか」
A「そうだね、ちょうどお昼だし」
時計を見ると1時半。来たのは11時前後だから・・・丁度いいか。
近くにあったベンチへと二人して座る。
A「ねえ、カルマ君。お腹空いてない？何か買って来るよ」
業「まあ、ちょっと空いてるけどAはここで待ってなよ、俺が適当に買ってくるから」
A「私が行くよ。お世話になってばっかだし」
業「いいから」
立とうとした私の肩を押して無理やり座らせる。
A「じゃ、じゃあお金出すから！」
業「いいよ、ここで奢らされたらかっこ悪いじゃん。Aはおとなしく待ってなよ」
私に苦手なものがないか聞いた後、近くにあったフード店へと行ってしまった。
・・・・なんなの、ほんとに。
あいつにいつも振り回されるし・・・の、割には優しくなるし。
A「ほんと、意味分かんない」
赤羽の考えていることはいつも未知数だ。
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咲夜 - カルマ君が夢主の兄さんに何をしたのか、過去に何があったのか、ものすごく気になります！続き、楽しみにしています！ (2018年3月16日 22時) (
レス) id: e3044c0ecb (このIDを非表示/違反報告)
Yuka(プロフ) - 春猫さん» 読ませて頂きました！続きが知りたいです！更新待ってまーす☆彡 (2017年8月22日 15時) (レス) id: 72615b8a28 (このIDを非表示/違反報告)
春猫 - カンナさん» コメント、ありがとうございます！こんな小説を読んでいただいてもらい嬉しい限りです！はい、更新頑張ります！ (2016年9月25日 18時) (レス) id: 21ef5d8a4a (このIDを非表示/違反報告)
カンナ - 初めて読みました！けど、すごく面白いです！これからも更新頑張って下さい！ (2016年9月24日 13時) (レス) id: 433c6a2f80 (このIDを非表示/違反報告)
春猫 - #ブラック☆さん» こちらこそ初めまして！Part1から見てくださってありがとうございます！お、面白いなんて・・・私にはもったいない・・・更新頑張りますので、ぜひ見届けてください！ (2016年8月3日 19時) (レス) id: 21ef5d8a4a (このIDを非表示/違反報告)
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