グレーの少女 ページ20
雄「俺たちってさ、なんかヤバい事に足踏みこんじゃったんだな…」
ハードな実習を終えた後だろうと、仕事はきっちりこなす
今日は雑誌の写真撮影とインタビュー。
撮影待ちの時高木君がぽつりと零した言葉
それに伊野ちゃんも頷く
伊「そだよね…。いつも『伊野ちゃん先ぱーい!』って無邪気に声かけてくれたAがあんなに大人びて見えたの初めてだもん」
薮「浜野君や速水君だって、普通に出会っていたらあんなことやってる人には見えないしね」
そうだ…。
なんで皆あんな世界に居るんだろう…?
どの子だってこんな世界に居なくてもいいぐらいの才能を持っている
なのに…。
山「俺たちってさ、幸せだったんだね…」
こうやって仲間と笑いあえること
自分のしたいことが出来ること
『辛い』『助けて』って言えること…
確かにAに仲間は沢山いた
けど、あの学院で心からAは笑えているのだろうか?
この学院に入って約２か月
心から笑っているAを見たのは指の数だけしかないと思う
俺たちは自分で決めたからここに居る
けど、あの子たちがあの世界に居る限り決定権はない
『闇の世界は完全に縦社会なんです。だから、上が決めた仕事に従うのが当たり前です。ま、この学院に居る限り先生たちが考慮してくれますけどね』
Aがいつだか言っていた言葉が蘇った
そして、今日のAの豹変した時…
うっすらだけど、Aが『大切な人がいなくなっちゃう』って言った気がした
あの言葉を言ったこと、剣城君が銃でしかAを止めることが出来なかったこと…
たぶん、Aはなにかを貯めに貯めていたんだろう
それが爆発してしまったんだと思う…
浜野君や速水君が悲しそうに笑うのも何か理由があるんだと思う
けど、周りに言わず、一人で抱え込んでしまう…
知「でもさ、僕たちは光だけを知っていた。速水君たちは闇だけを知っていた。けど、Aは?」
全員が苦渋な顔をした
あいつは…両方を知ってしまった。言ってみるなら『グレーの者』だろう…
両方の苦しみ、悲しみ、痛みを知ってしまった…
なんて辛い運命なんだろう…
俺たちには何かできないだろうか…
俺たちには俺たちなりに出来ることがあるんじゃないだろうか…
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藤咲ラン(プロフ) - 風丸と木暮と黄名子さん» ありがとうございます(*´▽`*)誘惑試験は書いててすっごく楽しかったですwジャニーズを知らないって人でも楽しめるような作品に頑張ってしていきますね！！これからも応援よろしくお願いします(^^♪ (2014年9月21日 7時) (
レス) id: 79d85b4706 (このIDを非表示/違反報告)
風丸と木暮と黄名子 - この作品好きです！ジャニーズは誰が誰かわからないけど、見てて面白いです！ふうま君不合格残念ですね(~△;))春ちゃん可愛い(≧▽≦)これからも頑張ってください！ (2014年9月21日 0時) (レス) id: 28858d430c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤咲ラン | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/gareura
作成日時：2014年2月18日 21時
