好きみたいです ページ38
磯貝side
俺は、泣き崩れるAの背中をずっとさすっていた。
しばらくしたら落ち着いたみたいで、涙は止まった。
磯貝「これからバイトだけど、どうする？
行く？」
こんなに泣いてるんだ。
きっと気分的にも行きたくないだろう。
でも、Aは首を振った。
貴女「気分晴らしも兼ねて行きます。
接客した方が気が楽ですしね。」
Aはそう言ってえへへと笑った。
そのとき、ホームに電車が入って来た。
貴女「じゃ、行きましょう。
ちょうど時間もいいですし、そのまま行っちゃいましょう。」
そう言ってAは立ち上がった。
磯貝「そうだね。」
そう言って俺も立って、2人で電車に入った。
ちょうど2人分空いていたからそこに座った。
座ってすぐに話しだすAは、終始笑顔だったが、その笑顔はとても辛そうで見るに耐えなかった。
磯貝「何があったの？
嫌なら話さなくてもいいんだけどさ、悩みなら聞くよ？」
俺は、Aが落ち着くように笑顔でそう言った。
するとAは、ぱっと目を逸らして、うつむいた。
2人ともなにも話さなくて、沈黙が続いた。
そろそろ俺が口を開こうと思ったとき、Aは口を開いた。
貴女「悠李に………、佐藤に、会いました。」
磯貝「えっ！？」
俺は驚きと心配でつい叫んでしまった。
周りの視線が痛いけど、まあ、気にしない。
それよりも、Aが悠李君に会ったことが問題だ。
磯貝「会って、大丈夫だったの！？」
いや、あんなに泣いてたんだから大丈夫なわけないだろ。
貴女「私も、最初は大丈夫かなって、思ったんです。
でも、顔見て声聞いたら、あの時の事がついこの前の事のように思い出されて………。
震えは止まらないし、涙は出そうだし………。
全然忘れられてないなって、思いました。」
途切れ途切れに紡がれた言葉は、迷いなく俺の心に入って来た。
貴女「しかも、そのとき、渚先輩も一緒だったんです………。
お前には彼氏なんて出来ないんだよって、言われたとき、私気づいちゃったんです。」
そう言って、Aはへらっと笑ってこっちを見た。
貴女「私、渚先輩の事が、好きみたいです。」
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白木(プロフ) - 殺戮の天使・エネさん» ありがとうございます！！ お帰りなさいの言葉がとても嬉しいです。更新、頑張ります！！ 待っていてください(｀・∀・´) (2016年7月31日 17時) (
レス) id: 437ce9aec1 (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の天使・エネ(プロフ) - お帰りなさい！白木さん高校生ですか…。更新難しくなりますね。白木さんのペースでゆっくり更新して下さいね！ (2016年7月31日 9時) (レス) id: 33e267e8cb (このIDを非表示/違反報告)
白木(プロフ) - 殺戮の天使・エネさん» ありがとうございますm(_ _)m 更新頑張ります！ (2016年1月4日 23時) (レス) id: 99d3280d8f (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の天使・エネ(プロフ) - 更新やったー!!ついに告白ですね♪渚頑張れ!! (2016年1月4日 22時) (レス) id: a8e4b84124 (このIDを非表示/違反報告)
白木(プロフ) - 恵瑠さん» 番外編みたいな感じですか？+(0ﾟ・∀・)+ (2015年12月24日 8時) (レス) id: 5d8ba28593 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白木 x他1人 | 作成日時：2015年7月14日 18時
