トラウマ男子 ページ33
渚side
次の日、心をもやもやさせながら乗った電車に、彼女はいた。
僕がいることにAも驚いているようで、目を丸くしていた。
僕は、Aの隣の空いているところに腰掛けた。
渚「Aは今日は学校早めに行くんだね。」
貴女「今日から希望者補修があるんです。
私、英語が苦手で……。」
そう言いながらえへへと笑うAについ見惚れてしまった。
貴女「先輩？」
まずい…………
今回は流石に怪しまれるほど凝視してしまった。
Aが鈍感でよかった……
渚「僕さ、英語得意なんだよね。
よかったら教えてあげよっか？」
苦し紛れの誘い。
僕の口から出た言葉はそんなものだったけど、Aは目をぱあっと輝かせた。
貴女「本当ですか？」
僕が英語が得意でよかった。
こんなに嬉しそうなAを見ていると、この子を独り占めしたい、誰にも渡したくないという欲が溢れてくる。
磯貝くんがライバルとして現れてから特に強くなった。
嫉妬だよな………。
もんもんと、1人でそんなことを考えていたら、僕らの座っているところの前にある男子が立った。
「久しぶり、A。」
すると、その男子はAのことを舐め回すように見ていて、Aはぶるぶる震えていた。
僕は、様子がおかしいことに気づいて、Aに声を掛けようとした。
でも、それを遮るようにその男子はニヤッとしてAに話しかけた。
「Aさ、あのあと転校しちゃうから俺、寂しかったんだぜ？」
Aは下を向いて手を握り締めている。
心なしか、少し涙を堪えているようにも見える。
いてもたってもいられず、僕はその男子を睨んだ。
渚「ねえ、Aに何か用？」
その男子は、僕のことを見て一瞬考え込んだ後、すぐに吹き出した。
渚「なんなの？」
僕はどうしようもない憤りを感じて、その男子を警戒した。
Aも震えてるし、なんなんだ、この人……。
「お前、また彼氏作ってんの？笑
また裏切られるんじゃねぇの？
ま、こんなちんちくりんなやつ、彼氏にしたってなんの得もねぇと思うけどな笑」
なんて嫌なやつなんだ……！！
僕が反論しようとしたら、Aが立ち上がった。
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白木(プロフ) - 殺戮の天使・エネさん» ありがとうございます！！ お帰りなさいの言葉がとても嬉しいです。更新、頑張ります！！ 待っていてください(｀・∀・´) (2016年7月31日 17時) (
レス) id: 437ce9aec1 (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の天使・エネ(プロフ) - お帰りなさい！白木さん高校生ですか…。更新難しくなりますね。白木さんのペースでゆっくり更新して下さいね！ (2016年7月31日 9時) (レス) id: 33e267e8cb (このIDを非表示/違反報告)
白木(プロフ) - 殺戮の天使・エネさん» ありがとうございますm(_ _)m 更新頑張ります！ (2016年1月4日 23時) (レス) id: 99d3280d8f (このIDを非表示/違反報告)
殺戮の天使・エネ(プロフ) - 更新やったー!!ついに告白ですね♪渚頑張れ!! (2016年1月4日 22時) (レス) id: a8e4b84124 (このIDを非表示/違反報告)
白木(プロフ) - 恵瑠さん» 番外編みたいな感じですか？+(0ﾟ・∀・)+ (2015年12月24日 8時) (レス) id: 5d8ba28593 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白木 x他1人 | 作成日時：2015年7月14日 18時
