赤髪さんに恋をした。

赤髪さん20 ページ22

渚「ねぇ業君………」



ｶﾙﾏ「何？渚君」




渚「さっきの…桜木さんじゃないかな…」



ｶﾙﾏ「は？手紙のこと？」




渚「うん。それと、あのとき走っていった人」







ｶﾙﾏ「そんなわけ…………」








渚「僕は、絶対そうだと思う。さっきの
封筒、持ってる？」






ｶﾙﾏ「これ…？」









渚「…それさ、この前桜木さんが同じの
持ってるの見たんだよね、学校で。」









ｶﾙﾏ「…確認してくる。」





渚「うん。」









ｶﾙﾏside



今、渚君が言ったことが本当なら




彼女は何を伝えたかったのだろうか。








俺は詩織ちゃんが好きだ。



伝えたいけど、恥ずかしくて言えない。




初めての思い。伝えたらどんな顔をするだろう




俺を見てくれてると嬉しくて、でも恥ずかしい




他の男と話してると胸が痛くて。




そんな思いを、彼女に伝えようと思う。









渚side


つい勢いあまってあんなことを言ってしまった



僕だって桜木さんかどうかは


分からなかった。でも…………









茅野から連絡がきた。









桜木さんが、男子部屋に来たこと。









そして、業君に思いを伝えようとしたこと









そんなに頑張っている彼女のためだ。




僕も業君の背中を押さなきゃね。









どうか二人が、




うまくいきますように…………









僕にはそれしかできなかった。

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