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早口言葉ーfkr&ymgmー ページ16
今日はオフィスに華と山上の弟の優也くんが来ている。
新しいオフィスに移転してからは撮影部屋も2つあるし、小さい方をお留守番させるのには幼すぎる子たちを遊ばせる空間としている。
昼休みになって華たちとご飯を食べようと山上と部屋に入ると、どうやら優也くんが華に早口言葉を教えていたらしい。
｢生麦生米生卵！｣
｢生麦あま米あた卵！｣
｢すもももももももものうち！｣
｢すももももももももももももーものうち！｣
｢隣の客はよく柿喰う客だ！｣
｢とありのきゃくはよくきゃききゅーきゃくだ！｣
優也くんはともかく華は微妙に言えてないんだけど、2人とも楽しそうに笑ってるからいっか。
コンコンコン
｢華、優也くん、お昼ご飯食べに行こうか。｣
｢うん！｣
｢はーい！｣
同い年だけど立って並ぶと華の方が少し身長が高い。
｢華ちゃん、何が食べたい？｣
山上が華に聞くと、うーん……と考える。
｢ぼく、ハンバーグ食べたい！｣
華が悩んでる間にはい！と手を挙げて食べたいものを言う優也くん。
｢わたしはナポリタンがいい！｣
華もはい！と手を挙げる。
｢おっけ。じゃあちょっと待ってね。｣
検索でどちらも食べられるお店を調べてオフィスを出る。
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作者名：辰海恋歌 | 作成日時：2021年10月5日 22時
