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運転手の言った通りに渋滞は割とすぐに抜けられて10分くらいしてオフィスについた。
既に我慢は限界で、手でギュッと抑えてどうにか耐えていた。
我慢しすぎて下腹部がちょっとじんじんしてる。
｢ありがとうございました。ほら伊沢、降りて。｣
｢あ、はい。｣
福良さんが電子マネーで支払いを済ませてくれて、俺たちはタクシーを降りた。
つい前かがみになりそうになるのを必死に耐える。
福良さんが軽く壁になってくれてるのが有難い。
エレベーターに乗って上昇する瞬間のぐんっという圧迫感さえ欲望を助長する。
もうぎゅうぎゅうと揉みしだいてどうにか紛らわせないと出てきそうなくらいに切羽詰まってる。
｢伊沢、行っておいで。｣
いつの間にか視界の中にトイレがあった。
｢あっ、ありがとう、ございますっ!!｣
駆け込んでフライング気味に出てきた液体を便器に向ける。
しょぁぁ……
｢っ、はぁ……!!｣
あれだけ我慢したのに液体は30秒もせずに出し切った。
下着を確認したら、ギリギリセーフで濡れてはいなかった。
手を洗って出ると、俺の鞄も持ってスマホを弄っていた福良さんがこちらを向いた。
｢あ、間に合った？｣
｢えぇまぁどうにか。ありがとうございました。｣
｢それはいいけど、どうかした？局出る前にもトイレいってたよね？｣
｢それがーー｣
俺は最近のトイレ事情を福良さんに話した。
｢なるほどね……とりあえず明日の朝の会議午後に回すから、病院行ってきて。｣
｢えでも……｣
｢病院行ってきて。｣
有無を言わせない福良さんに勝てる訳もなく、俺は翌日の朝イチで病院に行った。
診断は心因性頻尿。
ひとまず症状を抑える薬を貰い、医者からは仕事量を減らすように言われた。
それからも何度か危ない場面がありつつも、1ヶ月ほどしてようやく症状が落ち着いたことを福良さんに伝えると、良かったと笑われた。
いや本当に、良かったです……。
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倒れるのも吐くのも書けるけど、間に合わないのは書けないヤツです。間に合わないと背徳感を超えて罪悪感になってしまいます。
……でもいつか書いてみたい。
後もうひとつ、自傷行為はどうしても想像できなくて書きにくいんですけど、読んでみたい方いたら挑戦してみるのでコメントお願いします。
自傷行為、ダメ、絶対。
老化をはやめます。(そうじゃない)
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辰海恋歌(プロフ) - あっさん» …なんかすみませんwピアノをモチーフにしたお話書いてみますね。(尚、いつ公開するかは不明。) (2021年10月20日 20時) (
レス) id: e014f887e2 (このIDを非表示/違反報告)
あっ - ←ピアノの音の話かと思っていた人 (2021年10月20日 17時) (レス) @page1 id: bcfd7d0a66 (このIDを非表示/違反報告)
辰海恋歌(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます！！どっちも頑張ります！！ (2021年8月16日 0時) (レス) id: e014f887e2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 突然コメントすみません。私も学生です！再試も小説も頑張ってください！応援してます！ (2021年8月15日 20時) (レス) id: 25390fa415 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：辰海恋歌 | 作成日時：2021年5月19日 17時
