便秘ーnbー ページ30
学校の勉強に集中するためQuizKnockでの仕事量を減らしてもらったはいいが、それでもかなりたてこんでいて無意識にストレスが溜まっていたらしい。
その上、食生活も適当になりがちで……結果は軽く膨らんだ下腹部に現れていた。
｢はぁ……。｣
思わずため息がこぼれる。
今日はたまには息抜きに行こうと乾とショッピングモールに行くことになっているのだが､集合場所に向かう足取りは重い。
朝頑張ったけど出なかったな……もう5日、だっけ。
こうなってしまってはクスリに頼るしかないかと思うけど、どうしても躊躇ってしまう。
今日の帰りにでも買って帰ろうかな。
歩く度に僅かに痛むお腹を抱えたまま、俺は乾と合流した。
｢おはよ。｣
｢おはよー。って言っても昼前だけど。｣
｢昼前ならおはようでしょ。｣
適当な話をしながらショッピングモールに入っていく。
目に止まったものを見ていきながら話をする｡
今後の話とか、趣味の話とか。
ぐるっとだいたい1周した所でスタバでコーヒーを買って休憩する。
｢お腹空かない？｣
｢え？あぁ、もうこんな時間か。｣
ゆっくり歩きながら見てきたからか、もう13:30を回っている。
もともと便秘であまり食欲がないこともあり､全然気づかなかった。
｢どこか食べに行くか。｣
｢うん。｣
コーヒーを飲み干し、また歩き出す。
飲食店が並んでる通りに来て真っ先にいい匂いがした某とんかつ店に入った。
注文して15分くらいで出てきたとんかつは外はサクサクしてて中はジューシーかつ柔らかく、特製ダレとよく合い箸が進んだ。
｢あーー、美味しかったな。｣
お陰様でお腹は本当に重くなったけど。
｢だね。あ、本屋行っていい？｣
｢うん、もちろん。｣
最上階近くにある本屋に行って、各々の本を見て回ることにした。
ゆっくり見て回っていると、前々から読みたいとは思っていたものの、ネットでも書店でも売り切れとなっていた本が1冊だけ置いてあるのを見つけた。
咄嗟に手に取って、それだけで心がほくほくしてくる。
その他にも何冊か気になる本を見繕ったころ､お腹がぎゅる……と不穏な音をたてた。
直後、思わず前かがみになるほどの腹痛が襲ってきた。
｢った……!!｣
それからぐぐぐっ、と腸の中のものが煽動し久々の便りの予感がする。
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辰海恋歌(プロフ) - あっさん» …なんかすみませんwピアノをモチーフにしたお話書いてみますね。(尚、いつ公開するかは不明。) (2021年10月20日 20時) (
レス) id: e014f887e2 (このIDを非表示/違反報告)
あっ - ←ピアノの音の話かと思っていた人 (2021年10月20日 17時) (レス) @page1 id: bcfd7d0a66 (このIDを非表示/違反報告)
辰海恋歌(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます！！どっちも頑張ります！！ (2021年8月16日 0時) (レス) id: e014f887e2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 突然コメントすみません。私も学生です！再試も小説も頑張ってください！応援してます！ (2021年8月15日 20時) (レス) id: 25390fa415 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：辰海恋歌 | 作成日時：2021年5月19日 17時
