第１０話 期限 ページ12
咲也「綴くん、ここのところ見かけないですけど、大丈夫ですかね」
いづみ「真澄くん、綴くんの様子はどう？」
真澄「知らない」
予想出来てた反応で草しか生えない
いづみ「部屋にはいるんだよね？」
真澄「多分」
いづみ「多分！？同室なんだし、話したりしないの？」
真澄「しない。存在を認識してない」
同室とは一体
真澄「PCと同化してる」
いづみ「ずっとPCの前にいるってこと？」
真澄「多分」
シトロン「ツヅル、この前話しかけてもノーリアクションだたヨ」
至「大学も休んでるみたいだし、様子を見に行った方がいいんじゃないかな」
夜食を持って行った時、生気失ってたな.....言い過ぎかな
いづみ「そうですね。どちらにしても、もう期限ですし·····」
咲也「もしまだ脚本ができてなかったら、どうなるんですか？」
いづみ「他の脚本を使うよ」
まぁ、そうだよね.....
咲也「途中までできてても、ですか？」
いづみ「これ以上は待てない。練習期間が公演の出来に関わるから、確実に明日から読み合わせを始めないと」
咲也「そうですか......」
至「厳しいけど、この劇団もアマチュアの団体じゃないし、しょうがないね」
雨「できてるといいな.....」
必死に脚本書いてるのは夜食を持って行った時に何回も見た。だからこそ、皆木さんの努力が報われていて欲しい
シトロン「···」
雨「え、シッシトロンさん！？」
なんで撫でられてるのわたし？
いづみ「綴くんのところに行ってくるね」
咲也「オレも行きます！」
シトロン「ワタシも心配ダヨ」
真澄「アンタが行くなら行く」
雨「わっわたしも行きたいです」
ブレねえ···
いづみ「至さんとどうします？」
至「悪いんだけど、俺は部屋に戻らせてもらってもいいかな。今日の稽古も休みたいんだ。昨日の夜から体調が悪くてね....」
いづみ「え？大丈夫ですか？」
至「少し休めば治ると思う」
雨「·····」
失礼だけど、違うような気がする。理由は知らないけど
いづみ「わかりました。お大事にしてください」
至「ありがとう。それじゃ」
秒で帰って行った。速い
いづみ「さてと、皆行こうか」
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作者名：推しが可愛すぎ | 作成日時：2021年1月18日 18時
