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ﾁｭﾝﾁｭﾝという鳥の声で目が覚める。
ああ、そうか。
昨日は舞を踊って、ゾムさんと出会って。体が痛くないのは、きっとこの分厚いベッドのお陰だろう。
ぼんやりとした頭で状況を整理していると、何かに巻きついている自らの腕に気付く。その腕が巻き付いているのは、逞しい体だった。
……体？
「はよ。俺を抱き枕にするなんて、中々かわええとこあるやん」
此方を見つめる深碧。
「もうちょっと寝顔見てたかったけど」
すみません、と飛び起きて少し乱れた衣服を整える。顔から火が出そうなほど熱い。
「それでは孤児院に行ってくるので。ありがとうございました、……っ」
帰ろうと思い、背を向けると素早く手首を掴まれる。
「ほらこれ。昨日の分のシュクラン」
昨日私がしたことといえば腕を引っ張って押し倒し、ゾムさんを爆笑させたというだけ。
「昨日は、何もできてません。……それは受け取れないです」
本音を言えば、喉から手が出るほど欲しい。それほど今の孤児院の状況は厳しいのだ。
これだけあれば、暫くは凌げるほどの大金に思わず息を呑む。流石、ミフターフの一角と言うべきか。
「昨日は楽しかったし、全然気にすることないで。それにこれは前金やと思ってくれてええ。せやから、暫く毎晩来て欲しいんやけど……あかん？」
そんな表情で言われたら、断れない。
「……わかりました。毎晩来るので、飽きないでくださいね」
ストレートに向けられる言葉に気恥ずかしさを感じる。それを隠すように言葉を紡げば、それはA次第やな、とゾムさんは優しく微笑んだ。
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あん(プロフ) - 不如帰さん» ありがとうございます！某歌劇団、大好きでございます。その作品に、衣装など結構特に影響受けております…！引き続きよろしくお願い致します。 (2019年8月15日 23時) (
レス) id: eef50a65da (このIDを非表示/違反報告)
不如帰(プロフ) - 初コメ失礼いたします、とても素敵なお話に思わず引き込まれてしまいました…！！某歌劇団の中にこんな雰囲気の劇があって、もしやご存知！？なんて思いながら世界観に浸らせていただいております。2と3の公開も楽しみにしています、乱文失礼いたしました。 (2019年8月15日 23時) (レス) id: 0ebc123a21 (このIDを非表示/違反報告)
理香(プロフ) - 初コメ失礼します、別作品の方も愛読してます、そこでこちらの作品が読みたくなりきました。また�供↓靴諒�が近日公開と聞いてとても楽しみです！前に最後まで読みましたが、また読めるのが嬉しいです！公開待ってます。長文、乱文失礼しました。 (2019年8月15日 19時) (レス) id: 1bf6bc5ed8 (このIDを非表示/違反報告)
桜狼■坂田家(プロフ) - あんさん» 了解です！公開されるまでお待ちしてます。頑張ってください！ (2019年8月15日 17時) (レス) id: 4178eea38c (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 桜狼■坂田家さん» すみません、2と3はまだ編集途中で、意図的に鍵をかけています。近日中には公開致しますので今暫くお待ち頂けると幸いです。 (2019年8月15日 17時) (レス) id: 2a14f29560 (このIDを非表示/違反報告)
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