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mm side .
もうすぐ花火が打ち上がる時間になるため、人が少ない場所まで移動した。
そして近くにあったベンチに腰掛けて、ラウールと他愛もない話をしていた。
ru 「 花火楽しみだなあ〜〜 ！！！ 」
mm 「 うん。絶対キレイだよなー 」
俺は今日、ずっとラウールの楽しそうな姿に胸が高鳴っていた。
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ふと視線を落とすと、
ラウールは左手でわたがしを持って、右手は膝の上に置かれていた。
何も持っていない右手を、握られたら。
..... 手を繋ぐって、どのきっかけでどのタイミングですればいいんだろう。
どう見たって柔らかい君の手を、どれくらいの強さで掴んで、どんな顔して見つめればいいんだろう。
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ru 「 パッと光って咲いた〜、花火を見てた
きっとまだ〜終わらない夏が〜 」
口ずさんでいる歌も、
たまにふと目が合うことも。
きっと深い意味なんてないだろうけど。
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ru 「 ...... めめ、」
mm 「 ん？ 」
ru 「 今日、一緒に夏祭り来れてよかった。 」
誘ってくれてありがとう、と言って嬉しそうに俺のことを見つめてはにかんだ。
ラウールが笑ってくれてるだけで、ただそれだけの事で、俺はついに心の場所を見つけた。
うるさくて、痛くて、もどかしかった。
.
ru 「 あ、もうすぐじゃない？花火が上がるの！ 」
しばらくしてラウールが空を指さしながら言った。
mm 「 ほんとだ。花火もう少しだな〜 」
俺は少しだけの間、ラウールの横顔を焼き付けるようにじっと見つめていた。
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memerau(プロフ) - この作品の１を見たいんですがパスワードを教えていただけますでしょうか？ (2021年10月2日 17時) (
レス) id: 6c420c1595 (このIDを非表示/違反報告)
コーン - この作品の１を見たいんですがパスワードを教えて下さい (2021年5月15日 7時) (レス) id: 192d7609a7 (このIDを非表示/違反報告)
愛莉(プロフ) - もし青い鳥で書き始めてくださるのでしたら是非見に行きたいです…！ (2020年4月26日 19時) (レス) id: ba28304643 (このIDを非表示/違反報告)
ribon(プロフ) - 二人とも可愛いです！続き楽しみにしています！ (2020年4月19日 21時) (レス) id: 90a5a9aabc (このIDを非表示/違反報告)
パスタ好きのさらさん(プロフ) - くぅー！backnumberのわたがしめちゃくちゃ好きなんで題材にしてくれて嬉しいです！ (2020年4月19日 1時) (レス) id: b898e8ff1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あす | 作成日時：2020年3月22日 16時
