◎ ページ18
ru side .
全然頭が回らない中、つけていたロングヘアをのけて、いつもの自分に戻る。
寝室を出て、めめを探すけど姿が見当たらない。
どこ行ったんだろう、と思って辺りを歩いているとベランダで地面に座っている後ろ姿が見えた。
俺もベランダに出て、座っているめめの隣に腰をおろした。
ru 「 めめ、 」
声をかけるとゆっくりとこちらを見る。
でもすぐに視線を逸らされた。
.
.
mm 「 ラウ、もう今日で最後にするね 」
ru 「 ..... え、」
mm 「 今までこんな俺の相手してくれてありがとう 」
そう言うと、俺を見て力なく笑った。
どういうこと？
なんで急に、やめようとか言い出すの？
あの時俺の名前も呼んでいたし、今日のめめ、なんかおかしい。
ru 「 ..... なんで、 」
mm 「 俺こんなことして、ほんと何やってんだろうな 」
すっかり暗くなった夜空を見上げながらめめが呟く。
ru 「 めめの、好きな人は.... どうなったの、もう....諦めがついた、の？ 」
終わりにする理由なんて、めめの恋が吹っ切れたこと以外に思いつかない。
恐る恐る聞いてみると、はあ、と隣で溜息が聞こえた。
mm 「 違う ..... 俺は余計に諦めきれないくらい好きになってしまった 」
ru 「 ...... 」
諦めきれない、と本人の口から言われてとても胸が痛くなった。
でも、好きなんだったら俺のこと重ねてくれればいいじゃん。
好きだよ、愛してるよって言えばいいじゃん ...... 、
.
mm 「 ねえ、ラウール 」
ru 「 なに、」
隣にいるめめを見たけど、めめはこっちを見ることなく話を続ける。
mm 「 ラウール、言ってたよね。唇にキスをするのは、本当に好きな人だけにしてね、って 」
ru 「 うん、言ったよ.... ？ 」
なんでいきなりその話題を振ってきたのか分からないまま答えた。
.
すると急に腕を引っ張られて、いつの間にかめめが目と鼻の先にいた。
ru 「 めめ、？」
mm 「 じゃあ、..... いいよね、しても 」
その瞬間、俺の唇が塞がれた。
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◎
よく分からないと思うのでこの話のmm視点も書きます
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memerau(プロフ) - この作品の１を見たいんですがパスワードを教えていただけますでしょうか？ (2021年10月2日 17時) (
レス) id: 6c420c1595 (このIDを非表示/違反報告)
コーン - この作品の１を見たいんですがパスワードを教えて下さい (2021年5月15日 7時) (レス) id: 192d7609a7 (このIDを非表示/違反報告)
愛莉(プロフ) - もし青い鳥で書き始めてくださるのでしたら是非見に行きたいです…！ (2020年4月26日 19時) (レス) id: ba28304643 (このIDを非表示/違反報告)
ribon(プロフ) - 二人とも可愛いです！続き楽しみにしています！ (2020年4月19日 21時) (レス) id: 90a5a9aabc (このIDを非表示/違反報告)
パスタ好きのさらさん(プロフ) - くぅー！backnumberのわたがしめちゃくちゃ好きなんで題材にしてくれて嬉しいです！ (2020年4月19日 1時) (レス) id: b898e8ff1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あす | 作成日時：2020年3月22日 16時
