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坂「お元気で」 ページ50

地面が急に目の前になる。
がく、と膝が崩れ前のめりに倒れる。
その感覚でようやく自分が倒れようとしたのだと気付いた。
視界がぼやける。二日酔いするとこうなるのだろうかと場違いな考えが思いついた。

ふと両手を見る。粘り気のある青い液体がついていた。
そこで何故あの手毬に見覚えがあったのか思い出した。

そうだ、あれは毒の塗られた手毬だ。
原作ではそれに織田作が触れ、倒れていた。
恐らく織田作は今、異能で未来を見ているのだろう。


織「まつり!」


手毬を、織田作が触れないよう遠くへ投げ捨てる。

脂汗が流れる。声を出したくても、声が出ない。


『…ッ、……だっ…』


坂口さんの後ろに黒い人影が見えた。
四…嫌、五人。
皆暗い服を着て、顔にはマスクを付けている。

一人が織田作を背後から気絶させ、坂口さんの肩を叩いた。


坂「織田作さん、小鳥遊さん。
ご迷惑をお掛けしました」


坂口さんが織田作の手にハンカチを載せる。
ポケットから白い手袋を出し、右手に嵌めた。
その手で青い手毬を拾う。


坂「ここで起こった事は凡て話して頂いて構いません。
ミミックの内情は凡て真実です。


もし……もし許されるなら、太宰君と…小鳥遊さんもいれて四人でもう一度、話したかった。
同じ時間、同じ場所で……」


坂口さんが諦めたような笑みを浮かべてこちらを見た。
















坂「お元気で」











〜〜〜〜〜〜〜

えー、はい。
続編入ります。←

今とてもネギマが食べたいです。←


扉を開けたら首領がヘドバンしてた 4

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作品ジャンル:アニメ
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炎帝閣下& 狼陛下の花嫁 - 最初から読まして頂いています とても面白いです いよいよ黒の時代への突入ですね これが終わると夢主ちゃんは元の世界の元の時間(トリップした時の)に戻ってくるのでしょうか 続き楽しみにしています 更新頑張って下さい (2018年5月10日 20時) (レス) id: c831905666 (このIDを非表示/違反報告)
双黒の片割れ - 何時も楽しく読ませて頂いてます!一作目が消えてしまったのはとても残念ですが、応援しています!体調にお気をつけて頑張って下さい! (2018年5月4日 21時) (レス) id: 01d6929d60 (このIDを非表示/違反報告)
chikaze(プロフ) - 初コメ失礼します。この小説大好きで、初めのやつから読んでました!もうすぐ終わると思うと淋しいですね…。現代でも書いて欲s殴 これからも更新頑張って下さいね! (2018年3月12日 21時) (レス) id: 16cd7bec21 (このIDを非表示/違反報告)
初音アン(プロフ) - 漆黒の天使 鬼気さん» ネタバレになるので死ぬかまでは言えませんが、誰か死ぬのは確かです。…大丈夫ですよ、ほら、織田作が死ぬとは言ってませんよ!← (2018年3月12日 0時) (レス) id: 4dae88a644 (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の天使 鬼気 - あの、織田作は、死んでしまうのですか?いや、この小説は大好きなので読みにはくるのですが、そうだったら悲しいなぁ……って。 (2018年3月12日 0時) (レス) id: 354c62b094 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:初音アン | 作者ホームページ:http://twitter.com/hakureiaria5  
作成日時:2018年1月29日 23時

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