坂「……！それは」 ページ47
坂「何故来たのです！ここは敵が根城にしていた施設ですよ！？」
織「お前が助けを求めているような気がしてな」
坂「僕は助けなんて求めてない！」
織「そうか？」
織田作もこちらに回り、縄を解こうとする。
先程切りつけた為、幾分かは解きやすくなるなっている筈。
織「お前が困っている理由をひとつ推測してみよう。ミミックにお前が
違うか？」
坂「……！それは」
坂口さんが言葉を詰まらせる。
織「マフィアの誰もが、お前はマフィアの中に潜んだミミックの
だが実際は逆だ。
坂口安吾は��ミミックの中に潜んだマフィアの間諜��だ」
坂口さんは目を見開き、織田作を見る。
織「ミミックが安吾の部屋を狙撃スコープで覗いていたのは、安吾の部屋にあった旧式拳銃を奪われないようにするためだ。
たが奴等は何故手っ取り早く、マフィアの
理由は単純に、お前がミミックに対して
マフィアの首領の居場所は判らない
と嘘をついたからだ。
何故そんなことをしたか？
お前がマフィアの何を話して何を黙るかは、凡てうちの
坂口さんは目をぎゅっと瞑った。
歯を食いしばり、感情を堪えているように見えた。
少して目を開き、こう言った。
坂「お二人とも、早く逃げて下さい。
僕としたことが、しくじりました」
坂口さんは顎でくい、と上の階を指した。
坂「上階に時限式爆弾が仕掛けられています。
奴等は裏.ぎり者である僕を、きれいさっぱり焼き殺.す
織「見ろ、やっぱり助けを求めてるじゃないか」
解くのを諦めたのか、拳銃を引き抜く。
織「できるだけ体を椅子から離していろ」
織田作は、縄の結び目に向けて弾を二発撃った。
椅子全体が震え、縄が弾け飛んだ。
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炎帝閣下& 狼陛下の花嫁 - 最初から読まして頂いています とても面白いです いよいよ黒の時代への突入ですね これが終わると夢主ちゃんは元の世界の元の時間(トリップした時の)に戻ってくるのでしょうか 続き楽しみにしています 更新頑張って下さい (2018年5月10日 20時) (
レス) id: c831905666 (このIDを非表示/違反報告)
双黒の片割れ - 何時も楽しく読ませて頂いてます!一作目が消えてしまったのはとても残念ですが、応援しています!体調にお気をつけて頑張って下さい! (2018年5月4日 21時) (レス) id: 01d6929d60 (このIDを非表示/違反報告)
chikaze(プロフ) - 初コメ失礼します。この小説大好きで、初めのやつから読んでました！もうすぐ終わると思うと淋しいですね…。現代でも書いて欲s殴 これからも更新頑張って下さいね！ (2018年3月12日 21時) (レス) id: 16cd7bec21 (このIDを非表示/違反報告)
初音アン(プロフ) - 漆黒の天使 鬼気さん» ネタバレになるので死ぬかまでは言えませんが、誰か死ぬのは確かです。…大丈夫ですよ、ほら、織田作が死ぬとは言ってませんよ！← (2018年3月12日 0時) (レス) id: 4dae88a644 (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の天使 鬼気 - あの、織田作は、死んでしまうのですか?いや、この小説は大好きなので読みにはくるのですが、そうだったら悲しいなぁ……って。 (2018年3月12日 0時) (レス) id: 354c62b094 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：初音アン | 作者ホームページ：http://twitter.com/hakureiaria5
作成日時：2018年1月29日 23時
