織「マスター、金槌はあるか？」 ページ24
坂「太宰君、他人の仕事に頸を突っ込む前に、何か趣味を持ったらどうです？
じ.殺未遂よりもう少し健康的な奴を」
太「趣味って云ったってさぁ。
…チェスや碁は簡単すぎてつまらないしさ。何かある？」
坂「
太「私疲れるの嫌い」
坂「学問は？」
太「面倒だなぁ」
坂「では料理……いえ、何でもありません」
坂口さんが首を折って口元を押さえる。
太宰さんの料理がヤバいのは私も知ってる。
…ほら、あの大晦日の時のやつ。
あの年越し蕎麦でね、撃沈ですよ。←
『…坂口さんも何か食べさせられたんですか？』
坂「ああ、はい。…昔、太宰君が【元気水炊き】なるものを食べさせられまして。
それで…、ね」
ハハハ、と笑う坂口さんの顔は少し蒼い。
…よっぽどだったんだな。
織「あれを食べた後の記憶が数日飛んでた程だからな」
坂「材料を聞いてもうふふと笑うだけで何も教えてくれませんでしたしね」
『……あんた何作ったんですか』
太「本当に元気になるだけの水炊き、
…あ、そうだ。私新しい水炊き鍋のレシピを開発したのだよ。
今度試食してくれないかな？名付けて【超人スタミナ鍋】、食べると何時間走っても疲れない、夢の…」
坂「絶対に厭です」
『…太宰さん』
太「ん？」
『食べ物は粗末にしちゃいけませんよ』←
太「あれ可笑しいな。1番傷つく…」←
織「疲れないのなら、仕事の前には良さそうだな」
坂口さんがハァ、と溜め息を吐く。
坂「……織田作さん、それです。
貴方が突っ込まないから、太宰君が暴走するんです。
小鳥遊さんは、もう少し遠慮しないで良いんですよ。」
織「そうか」
『いやー、流石に年下にそんな事は無理ですわ』
うん。無理。
織「マスター、金槌はあるか？」←
『え、どうしました作さん』
「ありません」
織「ないのか」
太「ないなら仕方ないねぇ」
坂「ああ…、仕事帰りに早速頭が痛い…」
『大丈夫ですか坂口さん…』
坂「…何だか小鳥遊さんが癒しに見えてきますよ」
太「おや、今頃気づいたのかい安吾。
まつりちゃんは癒しだよ」
『何言ってんだあんた』
織「確かにまつりは癒しだな」
『作さんも何言ってんですか』
ぽふぽふと頭を撫でられた。
…あー、あれだ。分かった。
こいつらきっと疲れてる。←
太「セクシーポーズやろう、セクシーポーズ」→←『あ、結構です』
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炎帝閣下& 狼陛下の花嫁 - 最初から読まして頂いています とても面白いです いよいよ黒の時代への突入ですね これが終わると夢主ちゃんは元の世界の元の時間(トリップした時の)に戻ってくるのでしょうか 続き楽しみにしています 更新頑張って下さい (2018年5月10日 20時) (
レス) id: c831905666 (このIDを非表示/違反報告)
双黒の片割れ - 何時も楽しく読ませて頂いてます!一作目が消えてしまったのはとても残念ですが、応援しています!体調にお気をつけて頑張って下さい! (2018年5月4日 21時) (レス) id: 01d6929d60 (このIDを非表示/違反報告)
chikaze(プロフ) - 初コメ失礼します。この小説大好きで、初めのやつから読んでました！もうすぐ終わると思うと淋しいですね…。現代でも書いて欲s殴 これからも更新頑張って下さいね！ (2018年3月12日 21時) (レス) id: 16cd7bec21 (このIDを非表示/違反報告)
初音アン(プロフ) - 漆黒の天使 鬼気さん» ネタバレになるので死ぬかまでは言えませんが、誰か死ぬのは確かです。…大丈夫ですよ、ほら、織田作が死ぬとは言ってませんよ！← (2018年3月12日 0時) (レス) id: 4dae88a644 (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の天使 鬼気 - あの、織田作は、死んでしまうのですか?いや、この小説は大好きなので読みにはくるのですが、そうだったら悲しいなぁ……って。 (2018年3月12日 0時) (レス) id: 354c62b094 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：初音アン | 作者ホームページ：http://twitter.com/hakureiaria5
作成日時：2018年1月29日 23時
