中「犬だろ」 ページ3
その後、三人で扉を潜り、元のパーティ会場へと戻った。
パーティ会場にはたくさんの人が倒れていた。
その中には、中原さんも居た。
『あ、中原さんめっけ』
織「?…あ、居たぞ太宰!」
太「ねぇその蛞蝓置いて帰ろう?
私もう疲れてクタクタだよぉ」
『間違いなくあんたより私たちの方が疲れてます。
あ、作さん降ろしてもらっていいですか?中原さん起こしたい』
織「ん?ああ、いいぞ」
織田作に下ろしてもらい、中原さんの近くへと行く。
『中原さーん。おきてー。おきてー?』
ペチペチと頰を叩くが、起きない。ふむ。どうしたものか。
…あ。そう言えばまだあれがあるの忘れてた。
スッとそれを取り出すと、太宰さんが蒼ざめた。
太「ま、まつりちゃーん。それ何に使うのカナー」
『中原さん起こします』
太「それで!?」
『これで』←
そう言い、中原さんのスカートをバッとめくる。
うわ、下着普通に男もんかよ。女もんだったら面白かったのに。
まぁいいや。とりあえずそれを中原さんの尻に押し当てる。そして…、
『おぉら起きろぉぉぉぉぉッ!』
中「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ?!」←
…ん?何入れたのって?ネギ。←
中「おっま、お前!もうちょっとマシな起こし方あっただろッ!」
『疲れてまともに考えられなかったんですよー。
嫌ー、起きてくれてよかったよかった』←
中「くっそ白々しい…!」
中原さんを起こせば、また織田作に抱っこされる。
今度は俵担ぎじゃなくて普通に抱っこだ。
『…何か恥ずかしい』
太「幼稚園児みたいだね!」←
『ケツにネギ刺すぞゴラァ』←
ポフポフと織田作が頭を撫でてくる。
織「…まつりは、何だろうな。
抱っこしたくなるんだ。それに、今は怪我してるだろう。
無理に歩いても悪化するだけだから、抱っこされてて欲しい」
抱っこしたくなるって…。
『…私犬じゃなーい…』←
中「犬だろ」←
太「犬だね」←
んだとこの野郎。←
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炎帝閣下& 狼陛下の花嫁 - 最初から読まして頂いています とても面白いです いよいよ黒の時代への突入ですね これが終わると夢主ちゃんは元の世界の元の時間(トリップした時の)に戻ってくるのでしょうか 続き楽しみにしています 更新頑張って下さい (2018年5月10日 20時) (レス) id: c831905666 (このIDを非表示/違反報告)
双黒の片割れ - 何時も楽しく読ませて頂いてます!一作目が消えてしまったのはとても残念ですが、応援しています!体調にお気をつけて頑張って下さい! (2018年5月4日 21時) (レス) id: 01d6929d60 (このIDを非表示/違反報告)
chikaze(プロフ) - 初コメ失礼します。この小説大好きで、初めのやつから読んでました!もうすぐ終わると思うと淋しいですね…。現代でも書いて欲s殴 これからも更新頑張って下さいね! (2018年3月12日 21時) (レス) id: 16cd7bec21 (このIDを非表示/違反報告)
初音アン(プロフ) - 漆黒の天使 鬼気さん» ネタバレになるので死ぬかまでは言えませんが、誰か死ぬのは確かです。…大丈夫ですよ、ほら、織田作が死ぬとは言ってませんよ!← (2018年3月12日 0時) (レス) id: 4dae88a644 (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の天使 鬼気 - あの、織田作は、死んでしまうのですか?いや、この小説は大好きなので読みにはくるのですが、そうだったら悲しいなぁ……って。 (2018年3月12日 0時) (レス) id: 354c62b094 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:初音アン | 作者ホームページ:http://twitter.com/hakureiaria5
作成日時:2018年1月29日 23時