『明日苦しまないかなーって』 ページ12
気付けばもう深夜の25時。あんたら明日仕事大丈夫なんですかね。
中「おォいまつりぃ、酒ェ〜!」
『あんた流石に酔い過ぎでしょう。
ほれ、ウォッカ』←
太「それ余計に悪化するやつだよね?」
『もうこの際だ。寝るまで飲ませましょうや』
太「本音は?」
『明日苦しまないかなーって』←
森「君歳下だよね?」
そう言い、くい、とお酒を飲む首領。
…これが大人の色香という奴か。頰が赤いだけで雰囲気が違う。
尾「ふふ、中也とまつりは仲が良いのぉ。
ちと羨ましくなる」
太「姐さん、これ仲良く見えるのかい?
と言うか、私の方が仲良いし!ね、まつりちゃん!」
『私作さんと仲良くなりたいです』
太「もう十分でしょ君ら」
織「…?どうした」
外でタバコを吸っていた織田作が帰ってきた。
『あ、作さん』
太「お帰りー、織田作」
織「ああ、ただいま。何を話していたんだ?」
太「私とまつりちゃん、仲良いよねって」
そう太宰さんが言うと、織田作はふむ、と顎に手を当てた。
織「…まつりは、俺との方が仲がいいだろう?」
『え、はい』
織「太宰、見ろ。認められたぞ」
太「なーんか敗北感が…。
…もういいや、お酒飲もっと!」
織「おいお前まだ未成年だろ」
太「中也だって飲んだし問題無いよ」
『嫌よくないですよ。はいジン』←
太「まつりちゃんのそういうところ私好きだよ」
明らかに明日二日酔いしそう、と太宰さんが顔色を蒼くする。
因みに、私以外の未成年者はもうみんな寝てたりする。
そりゃね、もうこんな時間ですもん。眠いわな。
ペチペチと織田作を貰ったマフラーで軽く叩いていると、ん?と織田作がこちらを向いた。
織「どうした?寂しくなったか?」
ガキじゃないんですから、と普段なら否定しているところだが、今日はクリスマスイヴにしてマイバースデー。
たまにならいいか、と私も魔が差し…、
『……ん』
織田作の手を頭に押し付けた。
織、太「ん"っ!」←
何故か二人とも変な声を出したんだけど。え、何これ怖い。
森「まつりちゃーん、私にも甘えておいで!」
『尾崎の姐さーんッ!』←
森「わぁスルー」
照れ隠しで尾崎の姐さんの元に行く。
顔が熱い。
尾「まつりは可愛いのぉ…」
ポフポフと頭を撫でられた。くっそぉ、恥ずかしい。
…まぁ、でも。うん。楽しいしいいか。
ちなみに中原さんは気付いたら寝てた。←
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炎帝閣下& 狼陛下の花嫁 - 最初から読まして頂いています とても面白いです いよいよ黒の時代への突入ですね これが終わると夢主ちゃんは元の世界の元の時間(トリップした時の)に戻ってくるのでしょうか 続き楽しみにしています 更新頑張って下さい (2018年5月10日 20時) (レス) id: c831905666 (このIDを非表示/違反報告)
双黒の片割れ - 何時も楽しく読ませて頂いてます!一作目が消えてしまったのはとても残念ですが、応援しています!体調にお気をつけて頑張って下さい! (2018年5月4日 21時) (レス) id: 01d6929d60 (このIDを非表示/違反報告)
chikaze(プロフ) - 初コメ失礼します。この小説大好きで、初めのやつから読んでました!もうすぐ終わると思うと淋しいですね…。現代でも書いて欲s殴 これからも更新頑張って下さいね! (2018年3月12日 21時) (レス) id: 16cd7bec21 (このIDを非表示/違反報告)
初音アン(プロフ) - 漆黒の天使 鬼気さん» ネタバレになるので死ぬかまでは言えませんが、誰か死ぬのは確かです。…大丈夫ですよ、ほら、織田作が死ぬとは言ってませんよ!← (2018年3月12日 0時) (レス) id: 4dae88a644 (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の天使 鬼気 - あの、織田作は、死んでしまうのですか?いや、この小説は大好きなので読みにはくるのですが、そうだったら悲しいなぁ……って。 (2018年3月12日 0時) (レス) id: 354c62b094 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:初音アン | 作者ホームページ:http://twitter.com/hakureiaria5
作成日時:2018年1月29日 23時