写しが二人。 ページ4
…いや、あの後は大変だった。
全員の寮が決まったと思えば、学園長がいない。
で、いざ学園長が戻ってきたかと思えば、もう一人誰かがいる。
魔力はないし、一緒に連れてきた猫は炎を吐き出し暴走するし、…きっとあいつは散々だっただろうな。
同情はする。
ヴィ「はぁ…、色々あったけど。
ポムフィオーレの生徒、行くわよ。…って何これ。
ここは一体いつからジャガイモ畑になったわけ？
全く…、鏡ったらもうちょっと考えてほしいわね。
変なボロ布までいるし…、はぁ。
とりあえず行くわよ。あんたたち」
ボロ布って明らかに俺のことだな。どうでもいいが。
にしても、ポムフィオーレか。本科に似合いそうだな。
俺はどちらかというと、…なんだ。イグニハイドだったか。あそこかと思っていたんだが。
世の中なにがあるか分からないものだな。
…はぁ、来て早々だが兄弟に会いたい。
久方ぶりに本科に会いたい。
ヴィ「あら、長義。あんたどこに行ってたの。
早く新入生たちを寮に連れて行くわよ」
…え？
長「やぁ、すまないね寮長。
少々他の所を見ていたから。…ああ、彼らが今年の新入生か。僕は二年のチョウギ・オサフネだ。よろしく頼むよ。
…って、え？」
本科に似ている二年生が俺を見る。
…いや、まさか。嘘だろう？
ヴィ「どうしたの」
長「あ…、いや。少し。早く寮へ行こう。寮長」
ヴィ「命令しないで。…全く、夜更かしは肌の天敵なんだから」
すたすたと寮長が鏡の方へと歩く。
すごいな、歩く姿ですら綺麗とは。
正に歩く姿は百合の花、というやつだ。
…まぁ、俺の本科の方が綺麗だが！←
寮へと着き、それぞれの部屋割りを聞き今日は解散。
明日からは普通に授業だという。
言われた部屋へと向かおうとすると、
長「ちょっと、いいかな？」
さきほどの、本科に似た二年に声を掛けられた。
長「君と話したいことがある。来てほしい」
『………分かりました』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 63人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです！続きが気になります。応援してます！！ (2020年7月25日 0時) (
レス) id: f48c83f2c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴえん - あっ(絶滅)神ですね… 更新たのしみにしています…頑張ってください!!!!!!!! (2020年7月7日 14時) (レス) id: a55203276a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：初音アン | 作者ホームページ：http://twitter.com/hakureiaria5
作成日時：2020年5月28日 22時
