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『こなくそ(((にこ』 ページ13

宇「まず説明しような。お前、あれ何よ」


真っ二つに折れた木刀を持ってそう聞くてんげん様。


『うちの流派です!』


宇「呼吸じゃねぇんだな?」


『しょーしんしょーめい、呼吸じゃないです』


宇「んで、あれはその流派の技だと」


『菊です!(((にか』


そう答えると、てんげん様は溜め息を吐いた。
え、答えたのに酷い。


宇「…よし、分かった」


『?』


宇「まつり、とりあえずお前が使えるその虚刀流の技、全部ぶつけてこい」


『え、でも…』


宇「あー?何心配してんだよ、俺様は音柱だぜ?
お前みたいなちみっこの技で怪我するかっての」


ほれほれー、と木刀を目の前で振るてんげん様。


『…わかりました』


後悔しても、しりませんよ。











数時間後。


目の前には、大量に折れた木刀と、ボロボロのてんげん様。
ぜーぜーいってる。


宇「っ、はー…!
きっつ、…あー…」


『だ、大丈夫ですか…?
ひなさんたち、呼んできますか?』


宇「ぁー…、いや、いい…。
ちょっと待て……」


すー、はー、と息を整えるてんげん様。
その間に私は折れた木刀を見る。

何本あるんだろ、これ…。
一回に一本だもんな、二、三十本はあるのか。


宇「…っ、はー…。
で、今のが、お前の虚刀流か?」


『はい!うちの一族に代々伝わる流派です』


宇「成る程な…。変わった体術だが、確かに使えねぇことはないな。まつり、」


『はい』


ぽす、と頭を撫でられる。


宇「明日から、稽古頑張るぞ。
んでお前、鬼殺隊入れ」


『え、…ぜ、絶対?』


宇「ん、決定事項な!」


『こなくそ(((にこ』←


…はい、というわけで、明日から稽古が本気で始まるそうです。



宇「ま、稽古の前にお前は手加減を覚えねぇとな」


『何でです?』


宇「え?」


び、と指差される大量の木刀。
さー、と冷や汗が流れる。


宇「な、手加減。覚えような?」


『ハ、ハイ…』←

織《人を救う側になれ》→←『虚刀流、菊___』



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ばなな味すむーじー - とっても面白いです!応援してます! (2020年8月29日 21時) (レス) id: 0e56321508 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - それもだけど、某四神様のお庭番でも出てたよ! (2020年8月27日 15時) (レス) id: c8d55d9fc3 (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑 - とても面白いのです!続きが気になります。 (2020年2月23日 10時) (レス) id: 1f2db930a1 (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - 余計な傷をふやすなよwww太宰、夢主ちゃんが可哀想やん。 (2019年11月10日 21時) (レス) id: 70d7a9e017 (このIDを非表示/違反報告)
氷翠 - 雪さん!もしかして其れ某忍者漫画ですか!?作者様!すっっっっっごく面白いです!更新ファイト! (2019年11月3日 1時) (レス) id: 3797fcfa5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:初音アン | 作者ホームページ:http://twitter.com/hakureiaria5  
作成日時:2019年9月2日 0時

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