し「お礼に後で掘ったるな」 ページ8
『そー、とー…?』
グ「そうだ。総統だぞ」
『ほうとうやなくて?』
グ「ほ…?すまん、それが何かは分からん」
首を傾げる眼鏡のお兄さん。
あ、これは聞き間違いじゃなかったやつだ。
『ほ、本当に…総統さん?』
グ「ああ!」
元気よく答えるお兄さんに、思わず目の前がくら、とする。
それを見たもう一人のお兄さんが、慌てて私を支えた。
ト「ああ、ほら!
あんたが急にんなこと言うからお嬢さんショートしてもうとるやんか」
大丈夫か、と私の顔を覗き込むマフラーのお兄さん。
『……熱のせいか、頭働かんです』
いやほんと。さっきまではまだマシだったんだけどね。
今頭ぽやーっとしてますよ。
なんなら視界もちょいとぼやけてるぜ。
顔が熱い、熱ってこんなかんじだったっけか…。
マフラーのお兄さんが眼鏡のお兄さん…あ、総統さん、か。総統さんに何か言ってる。
…あ、総統さんどっか行った。
視界がほぼ見えない。……何か、"あの時"みたいだ…。
『…ゃ……、だ……』
寝たく、ない………。
トントンside
少女の熱が上がったのを確認し、グルさんに外のしんぺい神を呼ばせ、俺は彼女の額に乗せてた布を冷やす為、桶に氷水を入れそれの中に布を浸す。
しばらく浸して取り出し、それをギュ、と絞る。
水滴が落ちないのを確認し、少女の額に乗せる。
ぺ、ぺ、と荒い息を吐く少女。
ゆっグルが心配そうに少女を見る。
こんな風に、誰かに懐いとるゆっグルなんか初めて見た。
何やこいつ、一応人に懐くんやな。←
視線に気づいたのか、ぎろ、とこちらを睨んでくる。
ト「…何や、別になんもせんわ」
ぐ「…ゆっぐぅ」
ならいい、と言うように、また少女の方を向く。
ぴょんぴょん、と軽く飛んで、少女の頰に自分の頰をすりすりと寄せる。
し「ごめんごめん。
あ、トントン額の布変えてくれたん?ありがと」
ト「おう」
し「お礼に後で掘ったるな」←
ト「そ、それはええかな…(苦笑」
いや、ほんと。
ト「……っふ、く…ん"ん"ッ」→←ト「くっそ腹立つ(((にこ」
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クロ(プロフ) - らぴゅたクソ笑いました!笑い転げました!(( (2020年1月6日 14時) (レス) id: 2f86fa74c8 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ(プロフ) - ラ〇ピュタのシーン笑いましたwww頑張って下さい! (2020年1月5日 12時) (レス) id: aa68c2f553 (このIDを非表示/違反報告)
天ぷらそうめん(プロフ) - トレッキヌホッフェルジョイ!?(発狂)ポッキョレショウギャアアアア!!ピポッ!(精神崩壊) (2019年12月30日 14時) (レス) id: 6bc5336730 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺のまりも - ボカロパロ出てきた瞬間に発狂した私とは?()だるまさんがころんだ(ボカロの方)大好きなんですぅぅぅ!取り敢えず神です。ありがとうございました……(昇天←) (2019年12月28日 15時) (レス) id: 5d5892f582 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - もうめっちゃ好きっす!!!!ボカロめっちゃ好きな奴やし話おもろいし!!!更新頑張ってください次も楽しみに待ってますε=ε=(ノ≧∇≦)ノ (2019年12月28日 14時) (レス) id: 8776df8bdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:初音アン | 作者ホームページ:http://twitter.com/hakureiaria5
作成日時:2017年10月9日 15時