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あっという間に外は真っ暗…子供達が一斉に食堂へ駆け込み夕食を済ませる。
そして、それぞれが分担された役割を果たす中…
｢レイ、ノーマン！｣
何時もの様に高い声を響かせ、皿洗いをしている2人の名を呼んだライ。
呼ばれた事に2人は同時に少し手を止め振り返る。
｢どうしたの、ライ？｣ ｢何かあったのか？｣
キャロルの方はどうした、と小声で確かめるレイにライはエマに任せてある！と呑気に答えると
食堂ではしゃぐ子供とその子供達と戯れるクローネを一瞥した。
｢だってさ、あのシスター少し気になるし…
もしかしたらシスターから情報得られるかもだから
取り敢えず他の小さい子供の様なフリして近付けないかなって。｣
思わぬ彼女の考えにはぁ!?と大きな声を上げてしまったレイの口を咄嗟にライは抑える。
声が大きい！と注意するが驚くのも無理がない。
まだ敵かどうか…彼からがここの秘密を知った事を知っているのかも分からない。
なのにむやみに近づくなんてもってのほか…危険行為だ。
｢バカっ！警戒しろ！そんな事したら危ねぇだけだろ！｣
｢えー！でも、大丈夫だったよ？初め、会った時はその事知っている様子はなさそうだったし。
多分ね、あのシスター...ガタイがいいし頭もいい。
私達が脱獄をした時の為、ママの代わりの抑えに入ったんじゃないかな？｣
こっちだって伊達にフルスコアとってるわけじゃないもん、と話す彼女の顔は真剣。
それを聞いていたノーマンもその可能性はありそうだね…と呟く。
暫くライをじっと見つめていたレイは、はぁっと呆れ混じりの溜息を零した。
｢まぁ、確かに得られる情報はある様だな。
勝手にしろ。でも、どうなったって知らねぇぞ？｣
｢あはは！ありがとー！そう言いながらどうせ助けてくれるんだもんね、レイは!!｣
にこにこと笑い同意を求める様にノーマンを見たライに、
彼(レイ)は微かに顔を顰めてみせた。
ライはそんなレイをチラッと横目で見るが気付いていないのか
じゃあ、ちょっと行ってくるね！と笑ってさほど無い距離を走って去って行った。
｢レイは本当にライが心配なんだね。｣
｢は？そんなんじゃねぇよ…｣
｢嘘つかなくてもいいんだよ？当の昔から分かってる事だからね。
ライもきっと気付いてるから好きなんだろうな…｣
ぼそっと小さく、呟かれる様に言い放たれた最後の言葉はレイの耳に入る事なく
子供達の声でかき消された。
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はる - 初コメ失礼します!!この小説大大大大大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (10月13日 10時) (
レス) @page26 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
あみぅ(プロフ) - とても面白かったです！ (2022年2月15日 20時) (レス) id: a362ff7dca (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 約ネバ二期楽しみだねー！菫の更新も楽しみにしてるよー！更新頑張ってね！(*^^*) (2019年12月25日 10時) (レス) id: b6663c3d84 (このIDを非表示/違反報告)
菫の花(プロフ) - 1121さん» えっ、あっ…ありがとうございます！！！一番好きだなんてお言葉、私には勿体ない限りで…とても嬉しい限りです！最近全く更新が出来ていないにも関わらず暖かなコメント痛み入ります…これからもゆっくりと更新していこうと思っているのでどうかよろしくお願いします！ (2019年9月9日 14時) (レス) id: b66ba73815 (このIDを非表示/違反報告)
1121 - このお話が１番好きです。これからもがんばってください。続きを楽しみです。応援しています。 (2019年9月9日 6時) (レス) id: c7ea2c1da4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菫の花 x他1人 | 作者ホームページ：http://urana
作成日時：2019年2月20日 6時
