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｢この部屋を使ってちょうだい。｣
手のひらを天井へ向け、茶色い扉を差すママにクローネは
はい、かしこまりました、とママへ顔を向けにっこりと笑った。
｢後の事はこの子に聞いて。お願いね、ライ。｣
｢分かってるよ、ママ！｣
そっと首元…耳の裏に触れたママにどんっと自分の胸を叩き、自信満々に答えたライ。
それに答える様ににっこりと笑ったママは階段下の3人に目を向ける。
ママの視線を追ったクローネとライもその3人に目線を向けた。
3人はバチッと目が合うと、何時もの様ににっこりと笑顔をうかべる。
同じく笑い返したライは3人に手をフリフリと振ると自身より何倍も
背の高いクローネを見上げ口を開いた。
｢よろしくお願いします、シスターさん！｣
｢ええ、よろしくね。そんなにかしこまらないで、シスターでいいわよ。
荷物を置いてくるから少し待っててくれる？｣
｢うん！分かった！｣
えへへっと可愛らしく笑った彼女にシスターも
にっこりと柔らかく笑うと扉を開き中へ入って行った。
｢じゃあ、ママは仕事へ戻るわね。｣ ｢うん、お仕事頑張って！｣
ありがとう、と笑ったママは階段を降りていく…それと同時に
階段下にいた3人はライへと駆け寄った。
エマとノーマンの顔には心配の色が浮かび、レイは平然としているが少し焦った様子。
｢大丈夫だよ、そんなに心配しなくても任せて！後でまた…話しよう？｣
｢ライ…｣ ｢ごめんね、力になれなくて。｣
｢まぁ、ここでうだうだしてても怪しまれるだけだし仕方ねぇな。｣
行くぞ、と2人の襟首を掴み引っ張って行くレイに苦笑しつつライは手を振った。
それから数分…ガチャっと音を立て扉が開かれる。
中から出てきたクローネを笑みを含んだ顔で見上げその手を取ったライ。
｢私は最年長のライ！よろしくね、シスター!!｣
｢ライ…いい名前ね。仲良くしましょう。｣
ぎゅっと掴まれた自身より小さく白い手を掴み返しクローネはにっこりと笑う。
微かに頬を赤らめへへっと笑ったライは彼女の手を引き歩き出した。
｢ここは2階で主に子供達の寝室が3部屋、
向こうの方には図書室もあって本が壁いっぱいに沢山あるの！
その他には＿＿＿＿＿｣
両手を大きく広げ表現をする姿はまるで無邪気な子供…
ライは身振り手振りで表現をしながら次々と案内と説明をして回った。
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はる - 初コメ失礼します!!この小説大大大大大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (10月13日 10時) (
レス) @page26 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
あみぅ(プロフ) - とても面白かったです！ (2022年2月15日 20時) (レス) id: a362ff7dca (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 約ネバ二期楽しみだねー！菫の更新も楽しみにしてるよー！更新頑張ってね！(*^^*) (2019年12月25日 10時) (レス) id: b6663c3d84 (このIDを非表示/違反報告)
菫の花(プロフ) - 1121さん» えっ、あっ…ありがとうございます！！！一番好きだなんてお言葉、私には勿体ない限りで…とても嬉しい限りです！最近全く更新が出来ていないにも関わらず暖かなコメント痛み入ります…これからもゆっくりと更新していこうと思っているのでどうかよろしくお願いします！ (2019年9月9日 14時) (レス) id: b66ba73815 (このIDを非表示/違反報告)
1121 - このお話が１番好きです。これからもがんばってください。続きを楽しみです。応援しています。 (2019年9月9日 6時) (レス) id: c7ea2c1da4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菫の花 x他1人 | 作者ホームページ：http://urana
作成日時：2019年2月20日 6時
